平成20年(2008年)

sawacelloの演奏会および練習日誌、
感想などをお知らせします。

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平成22年(2010年)から練習日誌はブログに移りました


第11回ひこね市民手づくり演奏会 マーラーの復活
 12月20日(日)は、第11回ひこね市民手づくり演奏会がひこね市文化プラザで開催され、指揮は藏野雅彦先生、独唱にソプラノ:田島茂代さん、アルト:栗林朋子さん、バス:太田直樹さんをお迎えして、フォーレのレクイエムとマーラーの交響曲第2番「復活」 を演奏しました。
 2004年1月に八幡市文化センターで藏野先生の感動的なマーラーの交響曲第2番「復活」を聴いて、これはいつかは、彦根でも「復活」を演奏したいと夢見て、ずっと念じていたのですが、結果として、本当に彦根で実現することできて、今でもこれは、夢ではないのか?と振り返るような気持ちです。


   12月20日通しリハサールでのマーラーの「復活」の4楽章                   12月21日のマーラーの「復活」のゲネプロ風景

 音楽というのは、本来演奏会場で消えてしまうはかないものです。もちろん記録として録音や映像は残りますが、それは、本当の音楽の本質ではないように思います。あくまでも、12月21日にあの演奏会場に居合わせた、藏野先生の元、復活をいっしょに素晴らしい演奏会にしようと地方都市彦根に集まった200名を越える第九オケ、第九合唱団のメンバー、共演いただいた山田先生、田島先生、栗林先生、太田先生、それと演奏会場の観客とが、一体となって創り上げた演奏会場の広い空間にできた巨大な感動のエネルギーのかたまりのように思います。なんか藏野先生のもと、神がかり的にみんなの気持ちがひとつになった演奏会でした。ちょっとした奇跡ですね。このメンバーでの同じような演奏会は、二度と出来ません。まさしく彦根の井伊直弼が言っていた「一期一会」の世界ですね。多くの素敵なメンバーとの出会って素晴らしい演奏できたことに感謝したいです。藏野先生、本当に素晴らしい演奏会をありがとうございました。
 この生でしか味わえない、大きな音楽の感動が、みんなの心の中に永遠に残って累積して、今後の音楽活動のエネルギーになっていくということを感じています。(私には、このエネルギーがあふれるほど蓄積されています。)
また、ひこねでいっしょに感動的な演奏会を創り上げていきましょう。



 
                  フォーレのレクイエムより「リベラメ」                           打ち上げでの藏野先生の挨拶

2008年12月22日 20時45分00秒


NHK大津放送局のQPハートプラザ
 12月16日(火)午後6時30分からNHKの「おうみ発610」の中の「QPハートプラザ」に出演して、生放送でひこね市民手づくり演奏会のPRをしてきました。演奏時間はわずか1分ですので、さすがに復活の演奏は無理なので、フォーレのレクイエムより「アニュス・ディ」の抜粋をVn2,Vla2、Vc2とソプラノ1,アルト2、テノール1,バス2で演奏してきました。番組を見た人から「とてもいい雰囲気の演奏で、演奏会への意気込みが伝わってきましたよ」と声をかけてもらいました。


    NHK大津放送局で収録前にキャスターと記念撮影
2008年12月16日 23時55分00秒


ひこね第九オケの集中練習
 12月13日(土),14日(日)は、本番に向けて、ほぼフルメンバーがそろって、最後の集中練習がひこね市文化プラザでありました。最後には、ハープも2台そろい、合唱も合流して、マーラーの復活とフォーレのレクイエムの通し練習をしました。いよいよテンションが上がって、いい雰囲気になってきました。

 
                                  メッセホールでの復活の通し練習

2008年12月14日 23時45分00秒


JOYジュニアオケ彦根市子供センターファミリーコンサート
 12月13日(土)は彦根JOYジュニアオーケストラの彦根市子どもセンターファミリーコンサートがありました。演奏した曲目は、ヴィヴァルディ 2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調作品3の8より第1楽章、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「四季」より「春」作品8の1の第1楽章、ハイドンの弦楽四重奏曲より「鳥」より第1楽章、L.モーツアルトのおもちゃの交響曲より第1楽章、七つの子、小さな世界、ミッキーマウスマーチ、崖の上のポニョ、きよしこの夜、ジングルベル、サンタが街にやってくるなどを演奏しました。まだジュニアに参加したばかりのちびっ子メンバーも参加しました。崖の上のポニョは、ちびっ子のメンバーがかわいい声で歌ってくれました。


        かわいい声で崖の上のポニョを歌うちびっ子メンバー
2008年12月13日 23時50分00秒


市制90周年記念「大垣第九」
 12月7日(日)午後3時から大垣市民会館で大垣市室内管弦楽団の市制90周年記念「大垣第九」演奏会が開催されました。指揮は新進気鋭の海老原光さん、コンサートマスターは朝枝信彦でした。曲目は朝枝信彦の独奏によるベートーヴェンのロマンス第1番、第2番ならびに交響曲第9番「合唱」でした。海老原さんの第九は、基本的にはベーレンライター新版の解釈によるベートーヴェンのテンポ設定にこだわった第九で、アイデア的には全て経験済みでしたが、それでも今まで私が経験した22回の中でも最も若々しくエネルギッシュでテンションの高い第九でした。海老原さんの指揮に触れるといやおなしにテンションが上がってしまいます。前日のハイテンションな通し練習を経験して、これはゲネプロではペース配分を注意しないと、本番はバテちゃうなという感じでした。本番は、とてもいい緊張感でライブ感のある質の高い本番になりました。海老原さんは素晴らしい感性、エネルギッシュな指揮と人の心をがっちりとつかむ魅力的な人柄で、これからどんどん活躍されると思います。また他の曲でも共演したいですね。


        朝枝先生のベートーベンのロマンスのリハーサル


               第九の打ち上げの席で歌声を披露する男声合唱団

2008年12月8日 23時50分00秒


第25回滋賀大学オーケストラ定期演奏会
 11月24日(祝)午後2時から第25回滋賀大学オーケストラ定期演奏会が、ひこね市文化プラザグランドホールで開催されました。指揮は河地良智先生、オーボエ独奏は本間正史さんで曲目はウェーバーの序曲「オイリアンテ」、モーツァルトのオーボエ協奏曲、チャイコフスキーの交響曲第5番でした。滋賀大オケでチャイコの5番は3回目で、河内先生とも2回目となるのですが、ほんとうにいい曲ですね。息子が所属する京都産業大学オケも岐阜大学オケも今年のメインはチャイコの5番とのこと、私が昭和53年岐阜大学オケの団長として苦労して迎えた思い出の演奏会も兼田敏先生指揮のチャイコの5番でした。チャイコの5番は、大学生でも一生懸命ガンバって練習すれば、必ず報いてくれる名曲中の名曲ですね。2楽章のホルンのソロもとても本番素晴らしいもので、とても熱のこもった素晴らしい演奏会になりました。演奏会が終わって打ち上げにも久しぶりに参加してきました。


    東京都交響楽団オーボエ首席奏者の本間さんのモーツアルトのオーボエ協奏曲のリハーサル

2008年11月24日 23時55分00秒


彦根JOYジュニアオケの米原山東図書館ロビーコンサート
 11月22日(土)午後4時から彦根JOYジュニアオーケストラの米原山東図書館ロビーコンサートがありました。今回の演奏会のテーマ「鳥」で、鳥にちなんだ曲でプログラムを組んだものでした。ヴィヴァルディの2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調作品3の8、ヴァイオリン協奏曲「四季」の「春」第1楽章、ハイドンの弦楽四重奏曲作品33の3より「鳥」、サンサーンスの「動物の謝肉祭」より「めんどりとおんどり」、L.モーツアルトのおもちゃの交響曲(カッコウ笛と水笛)、第2部はジュニア音楽団「ホタルッチ」との共演で、翼をください、コンドルは飛んでゆく、七つの子、となりのトトロ他を演奏しました。ハイドンの弦楽四重奏曲はカルテットでなく、弦楽合奏で演奏しました。「崖の上のポニョ」を演奏したらすごく盛り上がって、大受けでした。

      ヴィヴァルディの2つのヴァイオリン協奏曲イ短調作品3の8                        ジュニア音楽団のホタルッチとの共演

2008年11月22日 23時45分00秒


広島
 11月12,13日は、学会で広島市へ行って来ました。学会場となった国際会議場は、広島の平和公園の中にあり、学会の合間を利用して、生まれて初めて世界遺産の原爆ドーム、平和祈念資料館(原爆資料館)、原爆の子の像(千羽鶴の塔)、国立原爆死没者追悼平和祈念館等をじっくり見てきました。ちょうど修学旅行シーズンで小学生、中学生、高校生といっしょに原爆資料館をみました。悲惨な原爆の資料を見て、原爆の体験を語るボランティアの人たちの話を聞きながら一心にメモを取る生徒達の姿を見て、世界中の全ての人々が、一度はここを訪れて平和についてじっくり考える機会を持つことの大切さをあらためて感じました。

 朝日を受ける原爆ドームと、夕食に食べた広島のお好み焼き

2008年11月14日 23時50分00秒


小野富士先生の画期的な弦の張り方(ストリング10月号から)
 私が参加しているJAOチェロのメーリングリストで福島市民オケのSさんからの紹介で、画期的な「弦の張り方」が話題となりました。弦楽専門誌ストリングの10月号のp68〜89にNHK交響楽団ヴィオラ奏者(フォアシュピーラー)の小野富士さんが連載されている「小野富士雑記帳」に「弦の張り方」が紹介されているのですが、この弦の張り方が、ビオラだけでなく、ヴァイオリンやチェロにも有効で、お金がいらずに楽器の音が澄んで正直になる提案とのことでした。
《小野富士さんが提案されている弦の張り方》
@ペグの穴に弦を通すときに5cmぐらい先に出してしまします。写真@
Aペグに弦を通して1回目に弦をクロスさせます。これをすることによって弦のゆるみを最小限にすることができます。写真A
B1番線と4番線(外側の弦)はペグに弦を巻いていった時、その最後の巻きがそれまでの巻き線群によって圧迫されないようにすることが大切です。写真B-1が悪い例、写真B-2がよい例。
Cまた、2番線と3番線(内側の2弦)は巻き方を工夫してナットから糸巻き側も駒からナットまでの延長上まっすぐにしたほうがペグの動き鳴りのロスが少なくなる思われます。写真C
D弦を巻いて張る行為の仕上げはペグの角度です。これは音には直接関係しませんが、自分が調弦しやすい角度に調整しましょう。
Eこうやって弦を張り替えて、だいたいチューニングをした後、それぞれの弦を駒の前後で少し持ち上げてやることで張力のゆがみを解消してできあがりです。
★弦を張り替えるときは必ず1本ずつやってください。くれぐれも2〜3本一緒に外したりしないでください。魂柱が倒れたり、動いたりしますから・・・。




   写真C 私のチェロの写真です。

 私もさっそく、この張り方を私のチェロで実践してみました。その結果、写真Cが私のチェロのネックです。(まだ、ペグの角度までは調整できてませんが・・)。それまで私は、ペグがゆるまないようにわざと写真B-1のように最後の巻きがそれまでの巻き線群によって圧迫されされるように巻いていましたが、この方法は楽器の響きにロスが生じていたのですね。張り方を変更した結果、弦の端が5cmぐらい飛び出て、まるでフォークギターのようになりましたが、鳴りが正直で健康的な音になって、倍音がよく聞こえるようになったような気がしました。ペグに巻く回数が少なければ少ないほど楽器の響きを鈍くする抵抗・ロスが無くなり、楽器の響きが良くなることが実感できます。ちょっとした工夫で、音が良くなるなんて画期的な方法ですね。皆さんも試してみませんか?

2008年11月3日 19時50分00秒


ミュージックフリーの京都市ジュニアオーケストラ
 10月26日(日)正午から妻と京都市コンサートホールへ京都の秋音楽祭’08 ミュージックフリーを聴きに行って来ました。音楽祭のオープニングに井上道義さんの指揮で京都市ジュニアオーケストラと京都市交響楽団の合同演奏がありました。曲目はストラヴィンスキーの幻想曲「花火」作品4とショスタコーヴィッチの交響曲第7番ハ長調作品60の第1楽章でした。息子がビオラの4プルトで参加しており、彦根JOYジュニアオケ出身の香代ちゃんが2ndヴァイオリンのトップ、瑶子ちゃんがビオラのトップを弾いていました。京都市ジュニアでも彦根で育ったメンバーがアンサンブルを引っ張っていたのはちょっと誇らしかったです。
 ストラヴィンスキーの「花火」は3分ぐらいの小品でしたが、とっても難しそうでした。ショスタコーヴィッチの交響曲第7番は、初めて聞きましたがすごい迫力の曲ですね。井上さんも解説していましたがナチス・ドイツが包囲攻撃中のレニングラードで書かれ、疎開先で完成された戦争交響曲だそうで、「ボレロ」の手法で小太鼓リズムにのって反復される主題は「メリー・ウィドー」から引用しています。これを「オケコン」の中で再引用したバルトークらに揶揄されましたが、曲は近年再評価されているそうです。息子も井上先生の指揮で京都市交響楽団のメンバーの隣で弾けて、またこれが縁でビオラのレッスンにも通っていますし、本当にいい経験させていただいていると関係者の皆様に感謝しております。

 
              京都の秋音楽祭、ミュージックフリー

2008年10月26日 23時58分00秒


セタフィルのブラームス合宿
 10月25日(土)〜26日(日)は セタフィルのブラームス合宿が大津の西教寺でありました。この合宿は「ブラームスの交響曲を全曲連続で演奏したらおもしろいだろうね」という飲み会の席での提案が実現したとのこと。25日(土)午後がブラームスの交響曲第1番、夜が交響曲第2番、26日(日)午前が交響曲第3番、午後が交響第4番というスケジュールでした。別に演奏会が目的でないのですが、この趣旨に賛同した60人近くの音楽好きのメンバーが集まりました。私は25日午後から参加して交響曲1,2番を演奏し、26日の交響曲第3番の第2楽章まで参加しました。待望の3楽章は冒頭部分だけ演奏して泣く泣く合宿所をあとにしました。ここに集まった人達こそ、本当に音楽が好きで、演奏するのが楽しくてたまらないという真のアマチュア(音楽愛好家)を見たような気がします。みんないいものを持っているので、いっしょに演奏していてもとっても居心地がいいですね。


               ブラームスの交響曲第3番第3楽章を演奏中(私が抜け出した直後)

2008年10月26日 23時55分00秒


県立大学オケの定期演奏会
 10月11日(土)は 滋賀県立大学オーケストラの定期演奏会がひこね市文化プラザエコーホールでありました。指揮は脇坂英夫先生、プログラムはベートーヴェンの劇付随音楽「エグモント」序曲、ウェーバーのクラリネット小協奏曲、ヴォジーシェクの交響曲ニ長調でした。県大オケは団員からソリストを出すというすごい伝統があり、今年は部長を務める磯垣恵さんが京響の鈴木さんにレッスンに通いながらCl独奏を見事に演奏しました。また県大オケは、あまり演奏されないマニアックな曲を取り上げる伝統もあり、私もウェーバーのクラリネット小協奏曲とヴォジーシェクの交響曲は初めて演奏させていただきました。本番はとても好い意味での緊張感があって、とても好感の持てる素敵な演奏会になりました。演奏後は久しぶりに学生オケの打ち上げにも顔を出してきました。みんな一つのことを成し遂げたというとてもいい顔をしていました。

 
           クラリネット小協奏曲のリハーサル                      ヴォジーシェクの交響曲のリハーサル

2008年10月12日 23時55分00秒


県立大学オケの定期演奏会6日前の練習
 10月5日(日)は滋賀県立大学オーケストラの練習に行ってきました。今週末の11日(土)はいよいよ定期演奏会です。本番前の大学オケの練習は、独特の高揚感があってワクワクしますね。

 
           県立大学オーケストラの練習場         

2008年10月5日 21時55分00秒


第4回大津ユースオーケストラ演奏会
 9月20日(土)は大津市民会館大ホールへ第4回大津ユースオーケストラ演奏会を聴きに行ってきました。指揮:円光寺雅彦、ソリスト:斉藤智美、コンサートマスター:山本友重で、プログラムはJ.シュトラウスの喜歌劇「こうもり」序曲、A.ドヴォルザークの歌劇「ルサルカ」より「月に寄せる歌」、G.ヴェルディの歌劇「椿姫」より「ああ、そは彼の人か〜花から花へ」、A.ドヴォルザークの交響曲第8番 ト長調 作品88でした。オーディションで選ばれた若き演奏家たちで特別編成された「大津ユースオーケストラ」が、国内のプロ奏者の指導により美しい旋律を奏でるという演奏会!息子がヴィオラで初参加していました。弦楽器のトップは、プロの演奏が務めていました。今回、初めて聴かせていただきましたが、管楽器、弦楽器とも質の高い演奏で、正直びっくりしました。さすがにオーディションを通った子は音楽大学で専門に勉強している子が多いのかな。プロオケで活躍している一流奏者に直接指導を受けることが出来るなって、いい経験していますね。何度もパート・セクション練習をされたとのこと、奏法も歌い方も細かく行き届いていて、とてもいい雰囲気でした。この大津市民会館の取り組みは、新たな芸術創造の担い手の育成、地域文化の振興という目的で、とても効果的な取り組みだと感心しました。


     指揮:円光寺雅彦             ソリスト:斉藤智美           コンサートマスター:山本友重

2008年9月20日 21時55分00秒


長浜音楽祭2008秋 第九演奏会
 9月15日(祝)は、長浜市民会館で長浜音楽祭2008秋第九演奏会を聴いてきました。指揮は今西正和さん、柴田由香(ソプラノ)、西あかね(アルト)、竹内公一(テノール)、西田昭広(バス)、オケはびわこの風オーケストラ、合唱団は湖北第九合唱団でした。妻がオケに出演していました。オープニングはシュトラウスの序曲「こうもり」でした。3年前にひこね第九オケのサマーコンサートを指揮していただき、その後ヨーロッパのコンクール等で評価されている今西先生の指揮ですが、第九は全体にさっぱりとした雰囲気の演奏で、大事に丁寧にいい演奏にしようとして、ちょっと慎重になりすぎておられたのではないかと感じました。ユニークだったのは1,2,3楽章をオケだけで演奏してから、合唱団とソリストが入場したことで、3楽章は4楽章にアタッカでつながるのではなく完全に音楽を終止させていました。オケの演奏はさすがにプロで活躍しているメンバーが中心となっているだけあってそつない演奏でした。ソリスト、合唱団も頑張っていましたが、なにせホールの音響が悪すぎて、バランスが悪く、気の毒というか、せっかくの演奏がもったいないなという感じがしました。
 今回の演奏会を最後に長浜市民会館は老朽化で廃館となり、もう新しくは建て直されないそうです。私も長浜市民会館には中・高校時代に吹奏楽祭等で何度も利用したことがありますが、この大ホールには反響板がなかったのですね。関西フィルのコンサートのために会館の方の手作りしたという反響板に、いい音楽を市民に届けたいという関係者の涙ぐましい思いが伝わってきました。長浜の文化芸術会館にも反響板がありませんから、湖北には良い音響でオーケストラのコンサートを聴ける大ホールがありません。そういう意味では、彦根市はバブルがはじける前に滋賀県ではびわこホールと並ぶ音響が素晴らしい立派な文化プラザを造っていただいていて、本当に心からありがたく、恵まれていると感謝しています。

  第九を指揮された今西先生
      第九演奏会があった廃館になる長浜市民会館

2008年9月15日 23時55分00秒


陵水フィルハーモニーの定期演奏会
 9月14日(日)は、陵水フィルハーモニーの第3回定期演奏会が、ひこね市文化プラザグランドホールで開催されました。指揮は藏野雅彦先生、トランペット独奏は北村源三先生でした。曲目は、ドボルザークの『謝肉祭』序曲、ハイドンのトランペット協奏曲変ホ長調、メインはシベリウスの交響曲第2番二長調でした。
 藏野先生は、本当にみんなのやる気・実力を120%出させることが出来る素敵な指揮者ですね。最後の最後まで、よい演奏会にするために手を抜かずに一生懸命やっていただいているという真心が伝わってきます。演奏もとても丁寧で満足感のある演奏会になりました。北村源三先生の協奏曲は、降り番で客席から聴かせていただきましたが、生涯現役で音楽を楽しんでおられる人生の達人としての先生の演奏は、とっても輝いていました。
 今度は、藏野先生との復活の練習ですね。今から楽しみです。

 
                      北村源三先生のハイドンのトランペット協奏曲のリハーサル

2008年9月14日 23時50分00秒


海老原光先生の練習
 9月7日(日)は、大垣市室内管弦楽団の市制90周年記念「大垣第九」演奏会練習が指揮海老原光先生コンサートマスター朝枝信彦先生をお迎えして、大垣市民会館でありました。弦楽器の配置は対抗配置ですが、舞台に向かって左から1stVn、Vla、Vc、2ndVnで後ろにCbを配置するもので、ひこねの対抗配置とはVla、Vcが逆です。海老原先生のベートーヴェンの第九は、基本的にはベーレンライター版に基づくテンポ設定でしたが、それでもとても新鮮で刺激的でした。第1楽章は今までの指揮者の中でおそらく最速、また4楽章の331からのトルコマーチのテンポ設定も最速のような気がしました。でもこのテンポ設定は少しも不自然でなく、すごく説得力のある勢いのある力強い音楽を感じました。また一方4楽章の655小節目からのAllegro energico e semple ben marcatoは、逆に最もゆっくりしたテンポ設定で、演奏不能で有名な難しいこのパッセージも今回はちゃんと弾けそうです。4楽章の最後のPrestoからMaestosoからPrestissimoへは、テンポは変化せずそのままいくテンポ設定で、今までの常識ではものすごく早く感じるこのMaestosoのテンポ設定に大垣オケのメンバーは、かなりとまどっていました。今まで第九を経験した指揮者の中では田久保裕一さんの音楽づくりに一番近いような気がします。朝枝信彦先生が指示されたボーイングは、今まで経験したことがないアイデアもあり、これも新鮮でした。   

この写真は 海老原光オフィシャルサイト から引用させていただいています

2008年9月8日 23時50分00秒


滋賀県立大学オーケストラの合宿
 8月24日(日)、25日(月)は、岐阜県養老町の清風荘で滋賀県立大学オーケストラの合宿に参加してきました。脇坂先生も来られていて、10月の定期演奏会の曲目のベートーヴェン「エグモント」序曲ウェーバークラリネット小協奏曲ヴォルシーシェク交響曲ニ長調など練習しました。特にヴォルシーシェクは、関西初演になるそうでとてもマニアックな曲、私も初めて演奏します。ちょっと興味を持って調べてみると、ヴォルシーシェク(1791〜1825)はチェコに生まれ、1813年よりウィーンに住み、ピアニスト兼作曲家として活躍。ベートーヴェンも高く評価していましたが、宮廷オルガニストに任ぜられた翌年に肺病のため早逝しています。この交響曲ニ長調が唯一の交響曲で、ベートーヴェンを範とした力強い筆綴に、スメタナを予言するボヘミア的ニュアンスがロマン的な彩りを添えています。2楽章にはチェロの素敵なメロディが出てきます。県立大のチェロは各学年1名づつ4名で、みんなとっても上手、良く弾いています。


              清風荘の大広間での練習風景                                
    
2008年8月25日 23時40分00秒


陵水フィルの合宿
 8月23日(土)、24日(日)は、滋賀大OBオケ陵水フィルハーモニ管弦楽団の合宿が近江八幡ユースホステルでありました。指揮の藏野雅彦先生やソリストの北村源三さんも来られてました。夜の懇親会で源三先生から70歳を越えても現役でトランペットを吹き続けられる人生の達人の豊かなお話をいっぱいお伺いしました。源三先生とは昭和57年12月に岐阜大学管弦楽団でフンメルのトランペット協奏曲で共演したことがあるのですが、岐阜大音楽科の本田しろき先生は恩師、兼田敏先生は堀川高校のラッパの先輩の関係だったとお伺いして、いろいろ昔話がはずみました。特に源三先生のNHK交響楽団主席時代のいろんな著名な指揮者とのエピソードはとってもおもしろかったです。


                  合奏室での練習風景                             食堂での藏野先生の分奏                      
    
2008年8月25日 23時20分00秒


彦根JOYジュニアオケのバロック演奏会
 8月16日(土)彦根JOYジュニアオーケストラバロックコンサートひこね市文化プラザエコーホールでありました。指揮澤純子曲目は、バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番よりシシリアーノ〜プレスト(高岸卓人)チェンバロ独奏曲(小林裕香)バッハ管弦楽組曲第3番ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲Op.8「四季」でした。ヴァイオリン独奏は、春:岩崎文音、夏:森島香恋、秋:堀内響子、冬:山田貴子、チェロ独奏:澤美怜でした。ジュニアの「四季」の全曲演奏は、7年ぶりで2回目ですが、ソリストが全て前回と違うのは、ジュニアのレベルの高さと層の厚さを感じますね、みんなすばらしく立派な演奏でソリストの風格を感じました。この演奏会に使用したチェンバロは花の絵が描かれたとても素敵なもので、ドイツにチェンバロで留学している祐香ちゃんがバロック演奏会に華やかな香を添えてくれました。
 演奏会前にロビーで、バロックヴァイオリンのデモ演奏とお話があり、ヴィヴァルディのソナタハ短調、バッハのメヌエット、2つのヴァイオリンのための協奏曲より第2楽章などを演奏しました。ピッチも415ヘルツで、約半音低くして、バロックボウ、ガット弦で演奏しました。私もエンドピンを使用せず、股に挟んでバロックチェロ風に演奏していましたが、みんな気が付いたかな?



             バロックヴァイオリンの演奏                                  演奏会に使用したチェンバロ


                      ヴィヴァルディの四季より「秋」

2008年8月17日 23時50分00秒


JOYジュニアとのチェンバロ合わせ
 8月9日は、Yukaちゃん宅のホールで彦根JOYジュニアオケとチャンバロあわせの練習がありました。ホールはログハウス風で天窓があり、とても素敵な部屋です。今回の演奏会では、バロック時代の奏法を出来るだけ取り入れて演奏します。いい雰囲気で仕上がってきました。いよいよ来週は本番です。
 ところで今回チェンバロを身近で観察していてYukaちゃんに教えてもらったのですが、チェンバロの弦はピアノの弦のように低音になるにしたがって弦が太くなるわけでなく、弦の種類はわずか2種類くらいで、音程の変化は基本的に弦の長さを変えて出すので、とても長く大きくなるそうです。確かに弦が太くなると爪ではじくのは難しくなりますものね。


            Yukaちゃん宅ホールのチェンバロ                        Yukaちゃん宅のホールでヴィヴァルディの四季の練習
2008年8月9日 23時50分00秒


JAO高松大会のチェロのサプライズ演奏の動画



JAO高松大会のレセプションでのチェロアンサンブルの演奏の様子を紹介します。撮影してくださったのは、チェロパートのOさんのご主人(Vn)。とても楽しい雰囲気が出ていますね。
2008年8月11日 23時45分00秒


JAO高松大会
 8月1日から3日まで香川県高松市で第36回アマチュアオーケストラフエスティバル高松大会に参加してきました。私はBオケで田中一嘉先生指揮のバーンスタインの「シンフォニックダンス」に出ました。前日のレセプションでは、久しぶりにチェロアンサンブルの出し物をしました。演奏した曲目はチェロメンバーのMさんが編曲してくれたオリジナルで、プロコのロミジュリやバーンスタインのシンフォニックダンスのマンボのパロディった鉄腕アトム、ゲゲゲの鬼太郎、ひょっこりひょうたん島のメドレーで大好評でした。バーンスタインの「シンフォニックダンス」は、結構難曲でしたが、みんなよく練習してきていてよく弾きますね。一旦曲を覚えてわかってしまえば、余裕で指パッチンや「マンボ」と叫ぶところなど、ノリノリですっごく楽しめました。田中先生が解説してくださいましたが、この「シンフォニックダンス」は、クラッシクから現代音楽、ジャズなどあらゆる音楽の引き出しからいろんな要素がいっぱいちりばめられて構成されていることがわかって、知るほどに面白さがあふれてきてとっても楽しめました。


          チェロで集まって記念写真                          レセプションでのチェロアンサンブル


     Bオケのチェロメンバーで本番前舞台袖で指パッチン                指揮の田中一嘉先生とフエアウエルパーティで

 
           サンポートホール高松でリハーサルをするAオケ                        1日のお昼に食べた讃岐うどんです!

2008年8月4日 23時50分00秒


ウエストサイドストーリーとシンフォニックダンス
 いよいよ明日から、第36回アマチュアオーケストラフエスティバル高松大会です。今日は夏休みをもらって、これから最後の追い込み練習をしようと思っています。私はBオケのバーンスタインの「シンフォニックダンス」に出ます。せっかく演奏するので、元となった映画ウエストサイド物語のDVDを今日朝から鑑賞しました。興味を持ってレンタルビデオ店を探していたけど見つけられなかったので、ようやくAmazonのインターネット販売でDVDを見つけて購入しました。バーンスタイン指揮のシンフォニックダンスのCDを毎日の通勤の車の中でくりかえし聴いていたので、どの曲がどの場面に使われているのか、とても興味深く観ました。1961年度アカデミー賞10部門受賞というミュージカルの最高傑作だけあって46年前の映画とは思えない完成度、音楽もダンスも魅力的でした。中世のロミオとジュリエットの物語を1950年代のアメリカニューヨークのスラム街に移しての物語のなので、当然ハッピーエンドでないことは予感していましたが、実にやるせない物語ですね。今観るとアメリカの移民の人種差別問題も含んだ、とってもリアリティがある物語でした。
 
2008年7月30日 17時00分00秒


日米修好通商条約締結150年記念式典
 月29日(火)は、「井伊直弼と開国150年祭」日米修好通商条約締結150年記念式典が琵琶湖遊覧船「ビアンカ」船上でありました。式典の来賓には、高円宮妃殿下、米国大使館公使、外務大臣政務官、ぺりー提督の遠戚のドナルド・E・ソフ・ディヴェニーさんなどがいらっしゃっていました。その船上の昼食会でひこね第九オケの有志のカルテットでミニコンサートをしました。開幕式典でも演奏した150年にちなんだ曲の他にモーツアルトのディベルティメントop.136や琵琶湖就航の歌などを演奏しました。豪華客船での演奏はちょっとタイタニックのカルテットの気分でした。控室はひこにゃんの隣でした。
 


     式典の会場となった琵琶湖遊覧船ビアンカ                             演奏前に2階のデッキで


              2階の船上レストランで                           修好通商条約締結当時のアメリカの軍服を着たメンバーに囲まれて 

2008年7月29日 23時30分00秒


ヴァイオリン発表会
 月27日(日)は、ひこね市文化プラザエコーホールで、福田みどり先生のヴァイオリン発表会があり、私のチェロの弟子も出演しました。曲目はスズキチェロ教則本の第2巻のゴセックのガボットでした。音程もばっちりで、他の先生からもとても上手になったねと誉めていただきました。演奏会の最後に彦根室内合奏団がゲスト出演して、レスピーギのリュートのための古代舞曲とアリア第3組曲よりと、ヴィヴァルディの調和の霊感から4つのヴァイオリンのための協奏曲作品3の1を演奏しました。


     恒例になった弟子の姉兄弟のピアノトリオ        
2008年6月27日 23時30分00秒


ひこね第九オケのルッチプラザコンサート
 7月6日(日)は、ひこね第九オーケストラルッチプラザコンサートが米原市ルッチプラザベルホールで開催されました。プログラムは彦根公演の同じでした。定員310人の小さなホールですので、弦楽器メンバーもエキストラ無しの精鋭となりました。ひこねの文化プラザのホールは、オケの音がブレンドされてから客席にとどく響きの良いホールでしたが、ルッチプラザ各楽器の音がはっきりと客席まで届き、お客さんのところでブレンドされるという感じでした。
 井村先生からは、ルッチに向けて団員に次のようなメッセージをいただきました。

1.感じあう : 私は音楽を表現するとき「絶対ライブ」を失わないように指揮する事を心掛けています。皆さんも挑戦して見ませんか!
ヒントは楽譜の書き込みの中に有ります。練習中に私がテンポを緩めるなど話した箇所等、「今日はどれくらいritするだろう!」という気持ちで演奏してみて下さい。 楽譜にあれやこれや書き込んで下さった注意点、全てを「指揮を見る!」に書き換えてみて下さい。きっと新しい発見があると思います!

2.歌う : どんなメロディも、いえいえ、どんな伴奏でも歌がありますよね!Pizz一つにしてみ表現の仕方は様々。米原までに、お手持ちの録音で構わないので、カラオケ練習してみて下さい。カラオケ練習とは、音楽をかけながらカラオケの様に自分のパートを歌う事です。恥ずかしがらず、さぁ!歌ってみると気付く事が必ずあるはずです。ルッチの前日練習では歌ってもらいます!

3.サマーコンサートの反省を生かす : 同じ失敗は厳禁!繰り返しては駄目!音源を聞きながら、サマーコンサートを振り返って下さい。「ここでずれたなぁ…、ここの音程乱れたなぁ…」色々な事を思い出すはずです。「ずれたなぁ」って箇所には「指揮見る」と書いて下さい。「音程乱れたなぁ」は必ず練習の合間に確認しあって下さい。

4.客席に伝える : 客席に皆さんの想いを伝えて下さい!間違っても指揮者に聴かせないで!私は皆さんに音楽を伝えます。皆さんはお客様に伝えて下さい!

5.美しい音、最高! : イメージ過多になると最も大切な音色を損ねる事があります。最後は音色です。キツい表現はあっても、汚い音はありません。

6.プッチーニ : 緊張かなぁ?練習より硬かったですね!イタリア音楽は横です!滑らかな演奏の為には硬さは取らねば!ヒントは一緒に楽しむ事。難しければ一緒に歌う事です。

7.ホールがかわると? : 表現が変わります。テンポも変わります!広いホールではゆったり演奏した箇所も狭いホールでは最後列のお客様位置が近くなる為、若干テンポ設定も変わります!よく見ていてね!

 
       ソプラノの稲森慈恵さん          テノールの二塚直紀さん       前日リハーサルの様子

 私は、ひこね公演の時は、本番当日午前中のゲネプロで「良い演奏をしたい!音楽をしよう!」気合いを入れすぎたため、本番では少々バテテしまいました。一方米原公演の当日午前中のゲネプロで井村先生は、音楽的な気を入れずにアンサンブルを整えることを目的の指揮をされたので、余裕を持って、お互いの音を聞きあって丁寧に弾くことに集中しましたが、不思議と全然疲れませんでした。そしていよいよゲネプロが終わった時、「さぁ、本番は気を入れてしっかり音楽しましょう、どんどんライブしますので、みんなしっかりと付いてきて!」とおっしゃいました。そして迎えた本番は井村先生の指揮棒から音楽がほとばしって、気持ちが通じ合って指揮者、オケ、客席と一体感のある、あぁこれが先生のおっしゃっていた「ライブ感」なのだなとすごく実感できるようなる熱い演奏になりました。プッチーニも回を重ねるしたがってアンサンブルが行き届きとってもいい雰囲気の演奏になりました。ブラームスもお客さんに伝わるものがある良い演奏が出来たなと感じました。今回井村先生に指導していただいて、オケの団員に音楽を表現するための引き出しが増えて本当に良かったと思います。

井村先生からも次のようなとってありがたいメッセージをいただきました。また、共演したいですね。

皆さん、本当にお疲れ様でした。
そして素晴らしいステージを共有出来た事に心から感謝です。私の本番の中でも、年間1,2度しかない達成感に今は浸っています。
10年前にお世話になって、そして同じステージに立てる。指揮者にとってこんな素敵な事はありません。

今日の演奏で感じられた事など是非とも次の演奏会につなげていってくださいね。
再び皆さんと一緒に音楽を創れる日を心待ちにしています。

 
                                             前日のリハーサルを終えて、グリーンパークのコテージで前夜祭の様子

2008年7月6日 23時40分00秒


ひこね第九オケ第9回サマーコンサート
 6月29日(日)は、ひこね第九オーケストラ第9回サマーコンサートがひこね市文化プラザグランドホールで開催されました。指揮は、井村誠貴先生、独唱にソプラノの稲森慈恵さん、テノールの二塚直紀をお迎えして、プッチーニの「交響的前奏曲」、「ジャンニ・スキッキ」私のお父さん(Sop)、「ラ・ボエーム」冷たい手を(Ten)・私の名はミミ(Sop)、「トスカ」星は光りぬ(Ten)、「蝶々夫人」ある晴れた日に(Sop)、「トゥーランドット」誰も寝てはならぬ(Ten)、第1部のアンコールに「ラ・ボエーム」の第1幕最後の二重唱、メインはブラームスの交響曲第4番、アンコールはシュトラウスのオペラ「千夜一夜物語」序曲と「トリッチ・トラッチポルカ」でした。
 第1部はプッチーニの生誕150年を記念した井村先生演出によるオペラの世界が味わえるプログラムでした。まずプッチーニの世界に誘い込むロマンチックな
「交響的前奏曲」から始まり、オペラの一つのドラマが続くように次から次へとアリアが続いていきました。稲森さんの美しい歌声と容姿はドラマから抜け出てきたヒロインのように美しく輝いていました。二塚さんの豊かな声量はホールを包み込み震わしました。「トゥーランドット」誰も寝てはならぬでは、オケ内で特別編成された女性合唱団が活躍しました。アンコールの「ラ・ボエーム」の二重唱では、「ラ・ボエーム」の第1幕の最後と同様に二人が腕を組みながら舞台裏に「アモーレ」を歌いながら引っ込むところなど心憎い演出でした。
 ブラームスは、井村先生から熱い音楽が引き出されて、とても熱い演奏になったと思います。

 
 前日の通しリハーサル 

 
       ソプラノの稲森慈恵さん                                テノールの二塚直紀さん

2008年6月30日 23時30分00秒


二塚直紀さんとのソロ合わせ
 6月15日(日)は、彦根市民会館でひこね第九オケのサマーコンサートの井村誠貴先生の練習があり、午後からはテノールの二塚直紀さんとのソロ合わせがありました。みんな二塚さんの美しく豊かな歌声に聴き惚れました。「ボエーム」の「冷たい手を」、「トスカ」の「星は光りぬ」、「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」など、井村先生は二塚さんの歌に合わせて、いろいろ打ち合わせしながら練習を進めていきました。


      彦根市民会館で井村先生と二塚さん               

2008年6月15日 23時30分00秒


「井伊直弼と開国150年祭」開幕記念式典
 6月4日(水)は、「井伊直弼と開国150年祭」開幕記念式典が、彦根城博物館能舞台で開催され、開幕記念コンサートをひこね第九オーケストラ有志のカルテットで演奏してきました。曲目は150年前の音楽を中心にプログラムを組み、ベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章より、ブラームスのハンガリア舞曲第5番、プッチーニ(生誕が1858年)の「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」、オッフェンバックの「天国と地獄」(初演が1858年)より、フォスターの「なつかしきケンタッキーの我が家」「草競馬」、シュトラウスの「トリッチ・トラッチ・ポルカ」(作曲が1858年)を演奏しました。能舞台は外なので天気が心配でしたが、梅雨の合間のお天気になり良かったです。能舞台はとても反響が良くてとっても素敵でした。式典の会場には井伊家の第18代当主、嘉田知事、文化庁文化財調査官、国会議員、県会議員、市会議員、市町村長などのお歴々が並び、ZTVの中継もあり、主催者、来賓等の挨拶のあとリレートーク「直弼を語る」がありました。


       彦根城博物館の能舞台での演奏会                        控え室から舞台への通路 玉砂利の向こうに客席がみえます


          能舞台の正面の松の絵                              能舞台から上を見上げるとこんな感じです


       開幕式典での文化庁の来賓挨拶                                リレートーク「直弼を語る」

2008年6月4日 21時30分00秒


ARCUSのチェロ弓
 縁があってARCUSのチェロの弓を手に入れました。ARCUSは、弓の素材として過去何百年間使われてきた自然素材ペルナンブコに代わって、新素材の高品質カ−ボン繊維を用いています。オーストリア製です。NHKの番組でこの弓が新時代の弓と紹介されていたり、弦楽器の雑誌でカーボン弓の特集が組まれた中で特に高く評価されていたこともあって、ずいぶん前からこの弓に興味は持っていました。実際手に入れて弾いてみると、噂どおり本当に軽い弓です。竿は炭のような黒灰色、フロッグはスネークウッド製です。弓の操作性は、とてもいいです。今まで使っていた弓だとあきらめていた高度な技巧が必要な奏法箇所も、上手くコントロール出来ます。あとピアノの音がとてもきれいで、ハイポジションの音も豊かな音が出ます。まだ様子見のような状況ですが、これからじっくり弾きながら、いろいろな可能性を試していきたいと思います。


                  ARCUSのチェロの弓

2008年6月2日 23時40分00秒


大垣市室内管弦楽団の第26回定期演奏会
 6月1日(日)は大垣市室内管弦楽団第26回定期演奏会が音楽堂で開催されました。指揮は河合尚市さん、ピアノ独奏はエドモンド・アーカスで、曲目は、バルトークのルーマニア民族舞曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、メインはドボルザークは交響曲第7番でした。河合先生のドボルザークは、モダンでスマートな解釈でなかなか素敵でした。エドモンド・アーカスのピアノソロは、とてもダイナミックでロマンチックな演奏でした。エドモンドは日本びいきで日本名は「江戸主水」と書くそうです。最後のアンコールのスラブ舞曲では大太鼓を担当して指揮者や観客から喝采を受けていました。 

 
            バルトークのリハーサルの様子                         演奏が終わってソリストのエドモンドと事務局長

2008年6月1日 23時55分00秒


大阪新音のマーラーの交響曲第2番「復活」
 5月14日(木)はマーラーの交響曲第2番「復活」を指揮:小林研一郎、管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団、独唱 ソプラノ:菅英三子、メゾソプラノ:溝渕悠理、合唱: 大阪新音フロイデ合唱団で大阪シンフォニーホールに聴きに行ってきました。小林研一郎は、譜面なしで指揮台に仁王立ちし、すごい気迫でマーラーの魂の叫び、祈りを歌い込み、大阪フィルもすごい熱演で応え、合唱団も観客も一体となって、心えぐられる感動的な演奏会になりました。5楽章になって、一斉に合唱団が立ち上がったときには、鳥肌が立ちました。地方都市の彦根でこんな大曲が市民手作りで演奏できるなんて本当にすごいことだと思いました。ひこね第九オケから息子も含めて5人聴きに来ていました。演奏会後、チケットを譲っていただいたObのHさんのお友達の新音フロイデ合唱団メンバーの紹介で打ち上げ会場に会費を払って参加し、感動の浸る合唱団のメンバーといろいろお話をし、ひこねの復活の合唱団募集のチラシの配布もお願いしてきました。

 
    演奏会チラシ              大阪新音フロイデ合唱団の打ち上げで挨拶するアルトの溝渕悠理さん

2008年5月15日 23時30分00秒


セタフィルのマーラーの交響曲第1番巨人
 5月11日(日)はセタフィルハーモニックオーケストラの演奏会が栗東芸術文化会館 「さきら」大ホールで開催されました。指揮は岩井一也さん、曲目はマーラーの「さすらう若人の歌」とマーラーの交響曲第1番「巨人」花の章付きでした。バリトンソロの迎肇聡さんが歌い上げるマーラーの「さすらう若人の歌」を聴いて、またその歌詞を知って弾いた交響曲第1番「巨人」は、まさにマーラーが青春を歌い上げた名曲であることが実感できました。とってもセンスのあるいいプログラムで、出演者も観客も素敵な時間を共有できたとてもいい演奏会だったと思います。      


    栗東さきら大ホールでセタフィルのリハーサル合間の休憩時間                   打ち上げでチェロのメンバーの一部と

2008年5月11日 22時30分00秒


セタフィルの合宿
 5月3日(土)〜4日(日)は、5月11日(日)の演奏会に向けて、セタフィルハーモニー管弦楽団の合宿が大津市坂本のの西教寺研修道場であり、妻(1stVn)と息子(2ndVn)といっしょに参加してきました。練習した曲目は、マーラーの交響曲第1番「巨人」と「花の章」、「さすらう若人の歌」で、バリトンソロの迎肇聡さんもみえて、初めてソロ合わせもしました。たっぷりの時間をとっての練習で、岩井さんのやろうとしている音楽づくりを丁寧に合わせることが出来ました。夜の懇親会では、多くのメンバーと話をすることが出来ました。西教寺は、大津坂本の明智光秀ゆかりの天台宗の立派な寺で、明智光秀のお墓もありました。そこの研修道場は、大津管弦楽団も毎回利用しているそうで、分奏、パート練習をする部屋も多数あり、とてもいい環境でした。


    西教寺研修道場                 セタフィルの合宿風景(練習の合間の休憩時間)

2008年5月4日 22時20分00秒


彦根JOYジュニアオケの演奏会
 4月29日(祝)は、ひこね市文化プラザエコーホールで彦根JOYジュニアオケの演奏会がありました。指揮は澤純子で、曲目はグリークのホルベルグ組曲「ホルベアの時代より」、サンサーンスの組曲「動物の謝肉祭」、モーツァルトの交響曲第41番ハ長調「ジュピター」でした。サンサーンスの「動物の謝肉祭」は将来ジュニアで演奏したいちびっ子メンバーが入っての楽しい演奏となりました。ホルベルグとジュピターはよくトレーニングされ、アンサンブルもレベルの高い演奏となりました。 

 
    モーツアルトの交響曲第41番「ジュピター」のリハーサル            ジュニアオケ選抜メンバーによるロビーコンサート
                演奏会が終わってみんなで記念撮影

2008年4月29日 23時55分00秒


宮村聡先生の管分奏
 4月27日(日)は、彦根市民会館舞台練習場で京都市交響楽団首席トランペット奏者の宮村聡先生によるひこね第九オケの管分奏がありました。宮村先生は昨年脳出血で倒れられて、右半身が不自由になられましたが、約1年間の賢明のリハビリを経て、車椅子での音楽活動を始められました。ひこね第九オケのメンバーの中にも滋賀大オケや立命館オケで宮村先生の素晴らしい指導を経験したメンバーがいて、またぜひ宮村先生の指導を受けたいとの提案を受けて実現しました。宮村先生は、幸い音楽を感じる脳はばっちり健在で、分奏の時には本物の音楽をみんなに伝えたいという熱い気持ちが伝わりました。宮村先生のサポートをされている奥さんは、私の中学時代のブラスバンドの後輩でチェリストで、彦根にもご縁がありました。練習が終わってから有志で笑屋花でいろいろと音楽のお話をお伺いしました。


      市民会館舞台練習場で宮村聡先生の管分奏

2008年4月27日 23時50分00秒


大垣市室内管弦楽団の合宿
 4月26日(土)〜27日(日)は、大垣市室内管弦楽団の合宿が、尾西グリーンプラザで開催されました。今まではずっと上石津昭和音楽村でしたので、この施設での合宿は初めての経験でした。名古屋周辺の大学オケ出身のメンバーにとって、この施設は、けっこうなじみの施設だそうで、名古屋市民管弦楽団も合宿に使用しているそうです。たしかに安価に泊まれてユニークな施設ですね。オケの指導はいつも管分奏でおなじみの宇治原明先生でした。練習に使用した多目的ホールは、少し響きすぎるのが難点で、練習場としては同じ建物内の講堂の方がいいそうです。今回の合宿では、宿泊施設に他のお客さんもおられたので、毎年恒例のアンサンブルもなく、懇親会を楽しみました。


 尾西グリーンプラザ(愛知県尾西勤労青少年福祉センター)  愛知県一宮市冨田字砂原2120―2  電話 ( 0586) 62-4165 

2008年4月27日 23時55分00秒


井村誠貴先生の練習初日演奏会
 4月13日(日)は、彦根市民会館舞台練習場でひこね第九オケの井村誠貴先生の初練習でした。午後は全曲目をひととおりポイントを押さえ、夜は、全曲を演奏会形式で通し練習をしました。プログラムは、プッチーニの「交響的前奏曲」、「ジャンニ・スキッキ」私のお父さん(Sop)、「ラ・ボエーム」冷たい手を(Ten)・私の名はミミ(Sop)、「トスカ」星は光りぬ(Ten)、「蝶々夫人」ある晴れた日に(Sop)、「トゥーランドット」誰も寝てはならぬ(Ten)、アンコール「ラ・ボエーム」の1幕の2重唱、休憩の後は、ブラームスの交響曲第4番を演奏しました。プッチーニは、全曲続けて演奏され、「交響的前奏曲」が序曲のような感じで、プッチーニのオペラ世界の雰囲気が良く出ていました。さすがにイタリアでオペラを勉強されてきた井村先生だけあって、プッチーニはとってもおもしろいですね。夜は井村先生をゲストに笑屋花でささやかな打ち上げをしました。井村先生からイタリア留学した時のとても興味深い話をいろいろとお伺いしました。次の練習が楽しみです。

 
      市民会館舞台練習場で井村誠貴先生の練習初日演奏会

2008年4月13日 23時55分00秒


彦根JOYジュニアオケ子供センターコンサート
 4月12日(土)彦根子供センターのリニューアル記念の彦根JOYジュニアオケコンサートがありました。曲目は、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲イ短調、サンサーンスの「動物の謝肉祭」、「千の風になって」を演奏しました。ヴァイオリン協奏曲は、5人のソリストが順番にソロを弾くという趣向でした。「動物の謝肉祭」は、ジュニアのメンバーにちびっ子メンバーが加わったデビューコンサートとなりました。有名なチェロのソロは、娘が弾きました。チェリストにとってもとても難しい曲ですが、とても上手で感心しました。

 

 

 

                                    サンサーンスの白鳥を弾く娘

 
       リハーサルの部屋です  チェロのY君もデビューです            2ndヴァイオリンにはちびっ子メンバーがたくさん出演しました           

2008年4月12日 23時45分00秒


彦根JOYジュニアオケへ1/2チェロがデビュー
 3月15日(土)はチェロの弟子のY君が彦根JOYジュニアオケの練習にデビューしました。曲目はサンサーンスの「動物の謝肉祭」。よく練習しただけあって、合奏になっても、他のパートに惑わされずにちゃんと弾けるセンスは、たいしたものです。

2008年3月15日 23時05分00秒


なかよしホールにチェンバロ!?
 2月28日(木)になかよしホールに、中古のローランドの電子チェンバロ(C-50)が仲間入りしました。爪が弦を引っ掻く音まで再現されており、ピッチも自由に調整でき、バロックピッチ(415ヘルツ)も、純正律もボタン一つで出来るなかなかの優れものです。ジュニアオケの出身で、現在ドイツライプチヒの音楽大学へチェンバロを勉強するため留学しているYukaちゃんが、ちょうど帰国していたので、3月1日の夕方、さっそく妻のバロックバイオリンと合わせて楽しんでいました。なかなかいい雰囲気が出いていました。サロンコンサートならこれでも十分ですね。8月16日(土)には、Yukaちゃんをソリストに彦根JOYジュニアオケでバロックコンサートが予定されており、今から楽しみですね。


      チェンバロとのバロックバイオリンの共演

2008年3月1日 21時05分00秒


ひこね第九オケ第6回スプリングコンサート
 2月24日(日)は、ひこね市文化プラザエコーホールで、ひこね第九オーケストラの第6回スプリングコンサートを開催しました。指揮は余語雅徳さん、曲目は今年生誕100年を迎えたルロイ・アンダーソン名曲から12曲演奏しました。プログラムは、舞踏会の美女/プリンク、プルンク、プランク/ペーニー・ホイッスル・ソング/トランペット吹きの子守歌/クラリネット・キャンディ/そりすべり/踊る子猫/シンコペーテッドクロック/サンドペーパーバレー/フィドル・ファドル/ブルータンゴ/トランペットペット吹きの休日でした。
 先週に引き続き雪が舞い散るあいにくの天気の演奏会となりましたが、たくさんの親子連れが楽しみに来場してくれました。司会者を入れて親子で気楽に楽しめるプログラムを考えたところ、とても子ども達の反応がいいので、我々も思わず笑顔がこぼれ、いい雰囲気でやりがいがある演奏会になりました。指揮者コーナーでは、一斉に希望者の手が上がり、このコーナーを楽しみに来ている様子が伝わり、私たちの目指すスプリングコンサートもようやく彦根に定着してきたなぁって感じで、うれしかったです。サンドペーパーバレーでは、サンドペーパーマンが登場したところ、楽屋まで追いかけられるぐらいの人気でした。

 
                サンドペーパーマンによるサンドペーパーバレー

   
                 大好評だった指揮者コーナー

2008年2月24日 23時50分00秒


盲導犬普及チャリティーコンサート
 2月17日(日) は、彦根ローターアクトクラブ主催の盲導犬普及チャリティーコンサートがひこね市文化プラザエコーホールで開催され、出演してきました。演奏前に盲導犬普及のための講演会があり、演奏会の売上金は、関西盲導犬協会に寄付されます。オケは、セタフィルハーモニックオーケストラで指揮は岩井一也さん、曲目はチャイコフスキーの弦楽セレナーデとのだめカンタービレで有名になったベートーヴェンの交響曲第7番でした。セタフィルのメンバーは、関西のアマオケからよく弾かれる方が集まって結成されたというだけあって、よいアンサンブルをしようと緊張感のあるなかなか濃い演奏になりました。
 ただお天気は、昨晩からの大雪で、客席以上にチケットは売れていたそうですが、空席が目立ったのはちょっと残念でした。今回の雪は北雪で、湖北地方に大雪警報が出て、長浜の音楽祭は気の毒に中止になってしまったそうです。長浜の音楽祭に出演予定だった妻が、時間が出来て演奏会を聴きに来ることになり、開場後、楽屋を訪ねてきたら、セタフィルのメンバーにつかまって、急遽、楽器を借りて演奏会に参加することになりました。最初は冗談かと思ったら、1stVnのバランスが悪いとかだそうで、本当に弾いていましたね。ようやる(^_^;; 

   (セタフィルのホームページから)

 
           庭の桜の木に積もった雪 

2008年2月17日 21時15分00秒


三重大学管弦楽団定期演奏会
 1月26日(土) は、伊勢市観光文化会館へ三重大学管弦楽団の第44回定期演奏会に行って来ました。プログラムは、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」序曲、シベリウスのヴァイオリン協奏曲、ブラームスの交響曲第4番ホ短調、指揮は兼重直文、ヴァイオリン独奏は、澤田幸江でした。娘の大学最後の演奏会を聴いてきました。ブラームスはなかなかの熱演でした。4年間ご苦労様でした。

 
          シベリウスのヴァイオリン協奏曲が終わって 娘はチェロのトップサイドです。

2008年1月26日 23時58分00秒


第8回日本マスターオーケストラキャンプ レクチャーコンサート
 1月14日(月・祝) は、午前中は練習、午後は2時から公開レクチャーコンサートで、マスターオーケストラキャンプの成果演奏と講師の指導の様子も公開するというものでした。モーツァルトとシューベルトでは、前後席替えがあり、私はモーツァルトは6プルトout、「死と乙女」は、2プルトoutで弾かさせていただきました。「死と乙女」のチェロのトップとトップサイド、お隣さんもみんなしっかりと弾かれれるので、とても弾きやすかったです。80人近くの弦楽合奏で「死と乙女」を演奏したのですが、本番後森下先生が、激賞されるぐらい気合いの入った演奏になりました。これからも生涯現役で常に音楽のレベルアップを図っていきたいと思います。

  

2008年1月16日 23時58分00秒


第8回日本マスターズオーケストラキャンプ2日目
 1月13日(日)は、朝9時30分から18時までしっかり練習しました。徳永二男先生の指導は、その場しのぎでない長い目で自分の技術がレベルアップできる練習方法・ヒントをたくさん教えていただきました。特に印象に残っていることは、@弓を持つ手の指は、高級車のサスペンションにしましょう。親指を突っ張ってしまうとサスペンションのない乗り心地の悪い車になってしまいますよ。A常に意識して肘や手首の関節を錆びさせないよう気をつけて、柔らかく動くような自然な持ち方を習得しましょう。Bpは小さな音でなく、優しい音、音色を変えましょう。右手の肘を内側から5cmぐらい持ち上げるような感じで弾くと音がかわりますよ。などなど とても書き切れません・・
 午後からは藤森亮一先生のチェロのパート練習でした。藤森先生の目の前でチェロを弾くのは、かなり緊張しました。藤森先生のレッスンで一番印象的だったのは、左手の親指の位置の話かな・・。今までは教則本どおり親指は中指の反対で輪になるようにと意識していましたが、グーを握って楽に指を放したときの親指の位置がその人の自然な親指の位置という話は興味深かったです。

 
チェロのパート練習の様子(JAOのホームページから)

 
午後3時からJAO総裁の高円宮妃殿下が練習会場にご来臨され、セレモニーで徳永先生と藤森先生の二重奏が演奏されました。曲目はヘンデル作曲、ハルヴォルセン編曲のヴァイオリンとチェロのための二重奏「パッサカリア」(ハープシコードのための組曲第7番ト短調より)でした。下の写真は、昼食後、楽屋へ二人の先生が来られて、目の前で突然リハーサルをされたときの様子です。凄いテクニックを駆使して難しい曲を華麗に弾きこなされる様子はかなりの感動ものでした。練習後のホールのホワイエでレセプションがあり、参加者同士の紹介など懇親を深めました。レセプションの後は徳永先生と藤森先生といっしょに二次会に行き、興味深いお話をたくさんお伺いしました。

 
          徳永先生と藤森先生の二重奏のリハーサル               レセプションで藤森先生と

2008年1月16日 23時50分00秒


第8回日本マスターズオーケストラキャンプ1日目
 1月12日(土)〜14日(月・祝) 高円宮殿下メモリアル第8回日本マスターズオーケストラキャンプが日本大学カザルスホールで開催され、参加してきました。このキャンプは全国から40歳以上のアマチュアオーケストラ奏者集まり、一流の講師を迎えて3日間勉強し、その成果を演奏会で発表するというものです。今回の講師は徳永二男先生(ヴァイオリン)と藤森亮一先生(NHK交響楽団チェロ首席奏者)で、曲目は、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」で初めての1楽章、やり直しの第4楽章とシューベルトの「死と乙女」(マーラー編曲)でした。久しぶりのカザルスホールです。チェロは顔なじみのメンバーが多く集まりました。大垣市室内管弦楽団からVnのKさんが初めての参加で、チェロのお友達と練習後みんなで食事に行きました。

    
          カザルスホールでのリハーサルの様子                チェロのお友達とお茶の水駅近くのスペイン料理のお店で

2008年1月15日 23時40分00秒


喪中のため静かな年始を迎えております
 旧年中はいろいろとお世話になりありがとうございました。今年も音楽の感動と喜びを多くの人に伝える事ができるようがんばりますので、よろしくお願い申し上げます。
2008年1月1日 0時00分00秒


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