平成21年(2009年)

sawacelloの演奏会および練習日誌、
感想などをお知らせします。

 
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文化で滋賀を元気に!キックオフ・フォーラム
 12月23日(祝)は文化で滋賀を元気に!キックオフ・フォーラムがピアザ淡海ピアザホールで開催されました。私はひこね第九オケの団長として、妻は彦根JOYジュニアオーケストラの代表として参加してきました。
 厳しい経済状況の中、事業仕分けで、まず文化予算が個人の楽しみ、贅沢と見なされ、安易に予算の削減対象にあげられる傾向にあります。そういう動きに対抗して滋賀県は、だれもが誇りや愛着を持てる滋賀を目指して、皆さんとともに魅力ある滋賀の文化を育むため、平成21年7月に滋賀県文化振興条例を制定しました。これによって滋賀県は、行政が法的根拠を持って文化を振興を堂々と進めることができるようになりました。これは滋賀県民として誇らしく、素晴らしいことです。この日のキックオフ・フォーラムは、この条例の制定を機に、なぜ今、地域に文化が必要なのか、その意義をお互いに勉強して、しっかりと確認しあう貴重な場になりました。
 特に劇作家・演出家で大阪大学教授の平田オリザ先生の基調講演は非常に興味深かったです。びわ湖ホールは、日本に誇るオペラができる素晴らしいホールであり、全国からオペラファンが駆けつけて、その音楽活動は非常に評価が高いところです。しかし、よく同僚から「あのホールは滋賀県民がどれだけ利用している?あんなもの県税金の無駄遣い」と言われるのに、うまく反論できずに悔しい思いをしていたところでした。それに対して平田先生から観光行政と文化行政をドッキングして、例えば
滋賀観光とびわ湖ホールのオペラ・ミュージカルをパックにして売り出し、多くの客にもオペラ観てもらって、その夜は滋賀県に泊まってもらって、地域を活性化するというはどうか。毎年沢山くる京都方面へ来る高校生の修学旅行もターゲットにしてみれば、びわ湖ホールのオペラスタッフも平日に繰り返しオペラを上演することによって、人材と音楽文化が育つ。お話の中にそんなヒントがいっぱいありました。


         文化で滋賀を元気に!キックオフ・フォーラム             第2回文化・経済フォーラム滋賀2009の交流会場でのJAZZ演奏

2009年12月22日 22時20分00秒


第12回ひこね市民手づくり第九演奏会
 12月20日(日)は第12回ひこね市民手づくり第九演奏会がひこね市文化プラザグランドホールで開催されました。指揮は新通英洋先生、ソプラノは高嶋優羽さん、アルトは林育子さん、テノールは井澤章典さん、バリトンは西田昭広さんでした。曲目はブリテンのヘンリーパーセルの主題による青少年のための管弦楽入門とベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調「合唱付き」でした。
 ブリテンは、とっても難しい曲だったのですが、新通先生に引っ張り上げてもらってリハーサルではバッチリ決まって、気合いを入れて本番に望みました。前半の変奏曲ではとてもいい雰囲気で順調にすすんでいったのですが、最後のフーガの途中でちょっとトラブルが・・(^_^;;。でも最後は何とかまとめきりました。演奏会に来ていた職場の同僚に聴いても「えッ!そんなことがあったの?全然わからなかったよ!」とのことでした。
 休憩後の第九は、新通先生のもと一丸となって品のある格調高い、アマチュアとしては一段階上のレベルの第九ができたような気がしました。お客さんや合唱団のみなさんからも、オーケストラ本当に上手になった、今までで一番よかったとすごくほめていただきました。私にとっても今回の第九では、新通先生の指導で新たな発見がいっぱいあり、今まで聞こえてこなかった他の楽器のメロディも意識していっぱい聞こえて視野が広くなりました。合唱団も1楽章から一緒に舞台にのって新通先生の指揮を正面から見て、いろいろ発見があって、すごくよかった、感動したと、第九が交響曲として舞台も客席も一体化した演奏会になりました。
 演奏会後の拍手の洪水中、新通先生から11回の手づくりの第九の歴史のことが紹介され、合唱指揮者の磨谷真理先生の指揮で、ソリストともいっしょにモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスをアンコールで演奏しました。とっても印象的な素敵な余韻のある演奏会になりました。新通先生本当に素敵な演奏会をプレゼントしていただいてありがとうございました。


         sawacelloファミリーで新通先生を囲んで              オケの打ち上げで「新通先生ありがとう」のスペシャルケーキに入刀

2009年12月21日 23時57分00秒


NHKQPハートプラザ
 12月15日(日)はNHK大津放送局のQPハートプラザに生出演して、ひこね市民手づくり第九演奏会を宣伝してきました。ベートーヴェン作曲交響曲第9番「合唱」付き第4楽章の有名なMをオーケストラを弦楽器のダブルカルテットに編曲して、合唱団カルテットといっしょに演奏しました。sawaファミリーからは私と妻、娘、息子の4名出演しました。娘もブリテンの「青少年のための管弦楽入門」をしっかり宣伝していました。最後に一緒に出演した守山市のゲンジ蛍のユルキャラのモーリーと一緒に記念撮影しました。

 
   合唱カルテットと弦楽ダブルカルテットで第九4楽章Mを演奏               いっしょに出演した守山市のモーリーと記念撮影             

2009年12月15日 23時55分00秒


第11回 歓喜の歌声in東近江 2009
 12月13日(日)は第11回歓喜の歌声in東近江2009が東近江市立八日市文化芸術会館大ホールで開催されました。指揮者 新通英洋、合唱指揮 林美紀、ピアノ伴奏 神永強正、ソプラノ 井岡潤子、アルト 片桐仁美、テノール 小貫岩夫、バリトン 西田昭広でした。プログラムは、1部が混声合唱のための童謡メドレー「いつの日か」 源田俊一郎編曲 (ピアノ伴奏)と2部はベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調「合唱付き」でした。
 東近江第九は、昨年の第10回を最後に市から助成金がカットされ、演奏会を存続することが絶望的だったのですが、ひこね第九オケと素晴らしい新通先生との出会えて、新たな出発をすることができたということで、打ち上げの席で合唱団のみなさんからは感謝、感謝!とても喜んでいただきました。ソリストからは、関西ではお祭りのような第九が多く、ソリストもどれだけ大きな声を出せるかを競い合唱団も声を張り上げる、体育会系の第九多いけど、新通先生の指導は本当に素晴らしくって音楽的にも質の高い第九をめざしていた。プロオケは確かに上手だけれど、ひこね第九オケにはそれ以上にオケメンバーに熱いものがあってとっても上手!すごく良かったとほめていただきました。 


 
    1部 混声合唱のための童謡メドレーいつの日か」のリハーサル 


         第2部 ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」付きのリハーサル

 合唱団の打ち上げ風景

2009年12月13日 23時20分00秒


大垣市室内管弦楽団 第28回定期演奏会
 12月6日(日)大垣市室内管弦楽団第28回定期演奏会が、大垣市スイトピアセンターで開催されました。
指揮
濱津清仁さん、プログラムは、ヨゼフ・シュトラウスのワルツ「天体の音楽」、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死でソプラノ独唱は基村昌代さんで、メインはブラームス交響曲第3番、アンコールは、ブラームスのハンガリア舞曲第4番でした。
 
ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」でソプラノとあわせるとワーグナーの独特の世界が広がりました。濱津先生がおっしゃっていたこの曲のテーマはエクスタシー!なんとなくわかる気がしますね。ブラームス交響曲第3番は、渋くて味わい深い曲ですね。この歳になって3楽章はずいぶんイメージどおり歌って弾けるようになってきました。


               ブラームス交響曲第3番のリハーサル

2009年12月7日 22時10分00秒


彦根JOYジュニアオーケストラ子供センターファミリーコンサート
 彦根JOYジュニアオケの彦根市子どもセンター ファミリーコンサートが、11月22日(日)の14:00〜15:00まで開催されました。プログラムは、ミッキーマウスマーチ (ジミー・ドッド作曲)、おどる子ねこ (アンダーソン作曲)、カノン (パッフェルベル作曲)、シンコペイテッド クロック (アンダーソン作曲)、歌おう 「大きな古時計」 (H.C.ワーク作詞作曲、保富康午訳詞)、おはなし、プリンク プランク プルンク (アンダーソン作曲)、おはなし、歌おう 「どんぐりころころ」 (青木存義作詞・梁田貞作曲)、馬と馬車 (アンダーソン作曲)、「アイネ クライネ ナハト ムジーク」より第4楽章(モーツァルト作曲)でした。
 今回は、チェロは娘と弟子で、初めて演奏会を聴きました。前に小さな子供が座ってみるスペースを作ったら、小さな子供が、身を乗り出すように目の前の楽器を熱心に見ていたのが、印象的でした。


        子供センターファミリーコンサート

2009年11月23日 22時40分00秒


第26回滋賀大学オーケストラ定期演奏会
 11月15日(日)は第26回滋賀大学オーケストラ定期演奏会が、ひこね市文化プラザグランドホールで開催され、エキストラで出演してきました。指揮は河地良智先生、Vn独奏は奥田雅代さん、プログラムは、シューベルトのロザムンテ序曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ドヴォルザークの交響曲第8番でした。ドヴォルザークの交響曲第8番は、とてもチェロが活躍する曲です。チェロのメンバーもとてもよく頑張っていて、本番はとってもいい音がしてまとまっていてよかったと思います。コンマスのヴァイオリンソロもとっても上手できれいでした。滋賀大オケのみなさん素敵な演奏会になり本当によかったですね。おめでとう!


             アンコールのブラームスのハンガリア舞曲第6番のリハーサル

2009年11月16日 22時35分00秒


新通先生のひこね第九オケの練習
 11月7日(土)と8日(日)は、新通英洋先生のひこね第九オケの練習がありました。新通先生の練習は9月27日(日)、11月1日(日)に続いての4回目でした。この4回の練習でブリテンの「青少年のための管弦楽入門」とベートーヴェンの交響曲第九番「合唱付き」の全楽章を一通り見ていただきました。新通先生の練習はとっても楽しくて、勉強になります。先生がいかに曲をよく勉強、研究して、音楽に真剣に取り組んでおられるかが、伝わってきます。娘も先生のお話に触発されて、さっそく第九の合唱の歌詞をインターネットでダウンロードして、熱心に見ていました。練習の時に先生がおっしゃったことを楽譜に書き込めるのは、どうしてもほんの一部になってしまいます。聞き逃したらもったいないので、先生の練習は、すべて録音して書き下ろし記録し、みんなで共有して味わっています。こうすればやむを得ず練習を休んだ人でもにも伝わりますよね。しっかり準備して新通先生から音楽的な指導がたくさん引き出して、味わえるようにがんばりましょう。

 2007弘前オケを指揮される新通先生

2009年11月9日 22時55分00秒


萩市民号歓迎レセプションのカルテット
 11月4日(水)は、彦根ビューホテルで、吉田松陰先生150年祭と井伊直弼と開国150年祭を記念した、萩市民号歓迎レセプションがあり、ひこね第九オケのカルテットで出演してきました。彦根市と萩市は井伊直弼の安政の大獄で吉田松陰を処刑して以来多少のわだかまりがあったのですが、その関係修復のため、150年を記念して彦根市長、井伊直岳さんや多くの彦根市民がひこにゃんといっしょに長州藩のあった城下町の萩市へ行って、吉田松陰お墓にお参りして、萩市民と交流してきました。今回はそのお返しに、萩市から萩市長を始め多くの萩市民が彦根へ来られて交流することになり、この歓迎レセプションが開催されました。レセプションで演奏したプログラムは、第九から「喜びの歌」、千の風になって、秋の歌つむぎ、J.シュトラウスのトリッチ トラッチ ポルカ、わらの中の七面鳥、フォスターの主人は冷たい土の中に、草競馬、アメリカ物語よりSOME WHER OUT THERE、琵琶湖就航の歌でした。「千の風になって」を演奏したら、萩市市長が飛び入りで、カルテットをカラオケにして「千の風になって」を熱唱してくださって、とっても盛り上がりました。
カルテットの直前にひこにゃんの出番があったので、レセプション会場の手前でいっしょに記念撮影しました。ひこにゃんは、あいかわらずとってもキュートでかわいいですね。


       カルテットの伴奏で「千の風になって」を熱唱する萩市長              本番前にレセプションに出演するひこにゃんといっしょに記念撮影

2009年11月4日 21時15分00秒


滋賀大オケのソリスト合わせ
 10月20日(火)は、滋賀大オケで指揮の河地良智先生とソリストの奥田雅代さんを迎えて、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のソリストあわせがありました。チャイコフスキーは非常にメロディックなので、しっかり曲を知ってメロディを聞けば、割とあわせやすい曲ですね。初めてのソリスト合わせということでしたが、みんなよく曲を勉強していて、先生から合わせるポイントの指示を受けて何回か通す内にいい雰囲気になってきました。


       第1リハーサル室でソリストを迎えて、休憩時間

2009年10月20日 23時50分00秒


彦根市秋の市民音楽祭
 10月18日(日)は、彦根市秋の音楽祭がエコーホールであり、彦根JOYジュニアオケで参加しました。本来は弟子が出演する予定でしたが、体調を崩したとのことで急遽代理出演となりました。指揮は澤純子、曲目はモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク第3楽章、アンダーソンのプリンク・プレンク・プランク、馬と馬車でした。稜水フィルもチェロ4重奏で参加してました。曲目は「コンピュータおばあちゃん」などとても楽しい演奏で、それを聴いた娘がチェロの4重奏をひこね第九オケのメンバーでもやりたいといって、さっそくチェロの4重奏の楽譜を手配していました。


                   アンダーソンのプリンク・プレンク・プランク

2009年10月19日 23時40分00秒


滋賀大学オーケストラの練習
 10月11日(日)は、朝から滋賀大オケの練習に参加してきました。練習曲目は、シューベルトのロザムンテ序曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ドヴォルザークの交響曲第8番でした。滋賀大オケは河地良智先生のレッスンをすべてビデオにとって、先生の指示をしっかり復習して徹底的に取り組むという、誠実な練習をしています。これは滋賀大オケの伝統なのですが、特定の学生指揮者を置かずに曲目、楽章毎に担当の団員指揮者がいて、入れ替わり立ち替わり、前に出てきて指揮をしています。自分の担当する曲目をしっかり勉強して、指揮して、指示を出すという、とてもユニークな伝統ですが、とても勉強になるし、みんなで創り上げているという実感がわきますね。とってもいい雰囲気で曲が仕上がってきています。


         伝統ある滋賀大の講堂での練習

2009年10月12日 9時40分00秒


やまがたすみこの「ゴールデン★ベスト」
 先日、偶然インターネットで「70年代に活躍した女性アーティスト、やまがたすみこの. 人気が今になって再燃している。」というニュースを発見し、もしかしてと思って「やまがたすみこ」で検索したら、なんと「風に吹かれて行こう」から「SF」までコロムビアからリリースされたシングルをコンプリートした初のCDベストアルバム「ゴールデン☆ベスト」が発売されているというではありませんか!。思わず注文してしまいました。
 やまがたすみこさんは、私と同い年。16歳のシンガーソングライターとしてデビューし、澄みわたるハイトーンの歌声、キュートなルックス、1970年代、高校時代の私にとってまさしくアイドルでした。やまがたすみこさんのファンのホームページも拝見しましたが、自分と同じ思いで、今でも熱心なファンがいることを知って、ちょっとうれしいですね
「やまがたすみこコレクション」 そのホームページに紹介されている当時のLPアルバムは全部しっかり買って持ってました。特に2枚目のフォークアルバムの「あの日のことは・・」が一番のお気に入りでした。いやぁー本当になつかしいな!さっそく届いた「ゴールデン☆ベスト」を聴きながら、甘酸っぱい青春時代を味わっています。今回の「ゴールデン☆ベスト」ではDISK1の(1973〜1974)のカレッジフォーク路線の頃のやまがたすみこさんが特にいいなぁ、お気に入りです。彼女も50代の素敵なおばさんになっているはずですが、アルバムの中の彼女の写真は当時のまま。タイムスリップして、昔の彼女に出会ったようなときめきがありますね。

 
    ゴールデン☆ベストのCDのジャケット            私が大好きなLP「あのひのことは・・」のジャケット

   デビュー曲の「風に吹かれていこう」歌うやまがたすみこさん

2009年9月28日 21時40分00秒


滋賀県立大学オーケストラ定期演奏会
 9月26日(土)は18:00から滋賀県立大学オーケストラの定期演奏会がひこね市文化プラザエコーホールでありました。指揮は脇坂英夫先生。プログラムはベートーヴェンのコリオラン序曲、シューベルトのイタリア風序曲、メインはビゼーの交響曲ハ長調でした。妻と息子もVn、Vlaで参加していました。県立大学オケは、毎年あまり演奏されないマイナーな曲に挑戦していて、私もシューベルトのイタリア風序曲とビゼーの交響曲は初めて演奏しました。ヴァイオリンはとっても難しそうでしたが、とってもメロディックで親しみやすい曲で、演奏していて楽しかったです。Obの子が本番に向けてどんどん上手になって、アンケートでとってもよかったと書いてもらっていたのは、ちょっとうれしいですね。若者にまざって打ち上げにも参加してきました。


             シューベルトのイタリア風序曲(1年生も全員舞台に乗っています)

2009年9月28日 2時40分00秒


Kuhmo'z Vol.2 天究館公演 〜クフモ音楽祭で出会った仲間たちと〜
 9月23日(水)19:00からダイニックアストロパーク天究館でKuhmo'z Vol.2 天究館公演 〜クフモ音楽祭で出会った仲間たちと〜の演奏会があり、妻と聴きに行ってきました。クフモはフィンランドのヘルシンキから北東に600kmの田舎町で、そこで40年前から「商業主義によらず純粋に音楽そのものを楽しむ」コンセプトの元にクフモ室内楽音楽祭が開催されています。そこに毎年リピーターとして通っているメンバーの有志で結成したグループだそうで、そのグループの中に彦根から高岸卓人君が、2004年から毎年参加していて、それが縁で多賀公演が実現しました。
 高岸君は小学生〜中学生時代から彦根JOYジュニアオケのメンバーで、ひこね第九オケでベルリン公演にも参加していました。今年4月から東京芸術大学に入学し、まさに音楽漬けの生活を楽しんでいます。見た目はちっとも変わっていませんでしたが、ヴァイオリンはすごく芯が通って上手になっていました。他のメンバーもちょっと聴けば違いが判るとっても素敵なメンバーで、特にクラリネットの井上幸子さんとチェロの谷口賢記さんが印象的でよかったです。自分もカルテットするときは、谷口さんのようにきれいな音の処理にチャレンジしたいなと思いました。

 
  メインのプロコフィエフの「ヘブライの主題による序曲」の演奏前のチューニング

2009年9月24日 05時40分00秒


オーボエすーさんメモリアルコンサート
 9月19日(土)オーボエすーさんのメモリアル・コンサートが 瑞穂市総合センター・サンシャインホールで開催されました。プログラムは、モーツァルトのオーボエ協奏曲ハ長調 K.314(オーボエ:若尾圭介、ピアノ:エドモンド・アーカス)、シューマンの序奏とアレグロ(オーボエ:若尾圭介、ピアノ:エドモンド・アーカス)、ヘンデルのオーボエソナタ ハ短調 op.1-8(オーボエ:河合良映〈すーさんの愛弟子〉、ピアノ:エドモンド・アーカス)、ベートーヴェンのピアノトリオよりアダージョ(オーボエ:若尾圭介、ファゴット:宇治原明、ピアノ:エドモンド・アーカス)、モーツァルトの木管とピアノのための五重奏 変ホ長調 K.452(オーボエ:若尾圭介、クラリネット:大橋繁成、ファゴット:加藤美佐子、ホルン:野村修一、ピアノ:エドモンド・アーカス)、マルチェロのオーボエ協奏曲ハ短調(オーボエ:若尾圭介、大垣市室内管弦楽団弦楽アンサンブル)でした。
 私も無理をお願いしてマルチェロのオーボエ協奏曲の演奏に加えていただきました。若尾先生のオーボエのpはとっても美しく天上の音楽のようでした。本番のルバートは長く、一緒の舞台で演奏していると舞台上に何かが舞い降りたような錯覚がしました。こんなに多くの人に愛されたすーさん、ご冥福をお祈りします。

 
       メモリアルコンサート受付の様子                          舞台の右にすーさんの遺影が飾られました
                                             お花は田久保裕一さんほか千葉県立船橋高校オーケストラ同級生一同からです

2009年9月20日 22時50分00秒


セタフィルの安土文芸セミナリオコンサート
 9月6日(日)は安土文芸セミナリオホールでセタフィルハーモニックオーケストラコンサートがありました。指揮 岩井一也さん、曲目は、フォーレの「ドリー」(アンリ・ラボ編曲)とサンサーンスの交響曲第3番「オルガン」でした。
安土文芸セミナリオホールは、オルガンのある400人ほどのホールです。セタフィルは、以前このホールで田園などを演奏していて、その時オルガンの城さんと共演し、いつかは「オルガン」やりたいねという話が盛り上がって、実現したそうです。フォーレの「ドリー」は、フルート、オーボエやホルンのソロがとても美しく難しい曲なのですが、みんな本当に上手で、品よく心地よくきれいに美しく仕上がりました。オルガンは、とてもアンサンブルの難しい曲なのですが、みんなよい音楽をしようという熱気あふれた演奏でした。セタフィルのメンバーはけっこう自分の音楽、主張を持っているような人たちばかりで、その中で指揮の岩井さんは(私は岩井さんのことを「歌う指揮者」といっているのですが)、歌いながら自分の音楽のイメージを伝えて、でもあまり拘束せずに自由にオケを歌わせ、オケのメンバーも岩井さんのイメージに自分の音楽をかさね、指揮のもとに音楽エネルギーが集まるというような、結構創造的で、刺激的な音楽づくりで、とても心地がよかったです。サンサーンスの交響曲第3番の第2部の冒頭では、オルガンがホール内いっぱいに大音量で響き渡り、曲の最後に向かってオケと観客とが一体となって、すごい感動の空間ができ、演奏を聴いた人の中には感動して涙が止まらなかったというような、幸せな体験をしました。関係者のみなさん、どうもありがとうございました。

 
  
      
サンサーンスの交響曲第3番「オルガン」のリハーサル                  安土文芸セミナリオのオルガン

2009年9月7日 23時50分00秒


全国アマチュアオーケストラフェスティバル「福島こおりやま大会」
 8月21日(金)〜23日(日)は、福島県郡山市民文化センター大ホールで第37回全国アマチュアオーケストラフェスティバル「福島こおりやま大会」がありました。ここ数年のJAOフェスティバルでは、地元のオケではとても取り上げることができないような、技術的に難しい大曲を全国から腕に自信のあるメンバーが集まって、ドリームオーケストラを編成し、3日間の練習でばっちり仕上げて、素晴らしい演奏会をしてきました。今年も例年に増して超難曲のプログラム!籾山和明さん指揮でストラヴィンスキーの「春の祭典」と現田茂夫さん指揮でR.シュトラウスの「アルプス交響曲」でした。
私は近現代の偉大な歴史的名曲「春の祭典」に挑戦しました。籾山先生指定の1967年版のスコアを購入して、送られてきたチェロの楽譜には他の楽器のガイド書きまくり、籾山先生から事前に指示があった指揮の振り方・分割方法などをしっかり書き込みし、毎日通勤電車の往復にipotを聴きながら、繰り返し繰り返しイメージトレーニングし、ポイントとなる休符などには、蛍光ペンでチェックして、大会前には春の祭典のCDを聴けば、チェロの楽譜の場所が目の前に浮かぶまでに準備して臨みました。さすがに他のメンバーもよく準備してきて、初日からすごい集中力で変拍子の難曲が止まらずに最後まで通りました。
また今回の春の祭典には、熊倉一雄さんのナレーション入りで、まるでピーターと狼のように、場面場面に解説を加えながら、イメージをふくらませながらの演奏となり、とっても興味深かったです。Aオケチェロトップの山形フィルのTさんは、熊倉一雄さんとの共演が15回ぐらいあり、ストラビンスキーの3部作も全部やったことがあったそうです。最近もガーシュインの「パリのアメリカ人」をやったそうです。ぜひ他の曲の録音も聴いてみたいですね。


   
恒例のチェロのサプライズコンサート(指揮は編曲したMさん)

今年も公式レセプションでチェロパートはサプライズコンサートに参加しました。今年も去年に引き続きチェロのMさんが「春の祭典」と「アルプス交響曲」のパロディを入れながらの編曲してくれたオリジナルのチェロ4重奏曲で、とっても好評でした。Mさんは、サプライズ演奏の申し込みから、チェロのMLでスコアとパート楽譜と模範演奏のMP3までアップして準備万端、当日の事前練習のとりまとめ指揮まで、本当にお世話になりました。

 
    Aオケのコンマスの森田先生を囲んでAオケチェロのメンバー              本番直前に全員集合したAオケのチェロメンバー

演奏会本番の春の祭典は、熊倉さんの解説入りで、とっても会場もいい雰囲気になり、冷や汗をかきながらも楽しめました。休憩後のアルペン交響曲は、客席で聴かせていただきましたが、会場全体がアルプスの大自然に包まれるようなオーラのある演奏でJAOでも歴史的名演だったと思います。登山お疲れさま!
この大会に尽力していただいた郡山のオケの皆様、本当にお世話になりました。


                    現田茂夫先生指揮のアルプス交響曲のリハーサル

2009年8月24日 21時20分00秒


彦根JOYジュニアオケの合宿
 8月7日(日)〜8日(月)は、彦根JOYジュニアオーケストラの合宿が、米原市のルッチプラザとグリーンパーク山東でありました。合宿の真ん中の8月9日(日)17:30からルッチプラザで「ことばあそび 音あそび」というテーマで演奏会をしました。図書館の朗読と、ジュニア音楽団「ほたるっち」との共演で、プログラムは、絵本の朗読を挟みながら、アイネクライネ、私と小鳥とすずと、【朗読】じゅげむじゅげむ、パッフェルベルのカノン、【朗読】「ドオン!」、シンコペーテッド・クッロック、おどる子猫、【朗読】これはのみのぴこ、プリンク・プランク・プルンク、【朗読】ブルドックブルブル、馬と馬車、ふるさと、もののけ姫、ラデッキー行進曲でした。

 
       ルッチプラザで練習するジュニアのメンバー                               ルッチプラザでの演奏会
2009年8月8日 21時50分00秒


ヴァイオリン発表会
 7月26日(日)の午後、ひこね市文化プラザエコーホールで、福田先生と三谷先生のヴァイオリンのお弟子さんの発表会があり、私のチェロの弟子も参加させていただきました。ほぼ毎年鈴木チェロ教則本を1冊づつのペースでクリアしていって、今年は3巻のマリーの金婚式を演奏しました。私も25年前に友人の結婚式でこの金婚式を弾いた思い出があり、けっこう技術的にも難しいところがあるのですが、楽々とっても上手に弾いていました。ジュニアオケの曲もどんどん弾けるようになったし、いよいよ次は4巻!チェロソナタや無伴奏チェロ組曲などが出てきます。いろんなチェロの名曲が弾けるようになって楽しみですね。最後に彦根室内合奏団のメンバーで弦楽合奏版のムソルグスキー作曲「展覧会の絵」を演奏しました。

 
  ヴァイオリンとチェロのお弟子さんと一緒に合奏 ベートーヴェンの「よろこびの歌」
2009年7月26日 23時50分00秒


オーボエ大好きスーさんのこと
 7月11日(土)の未明、大垣市室内管弦楽団のオーボエのスーさんが亡くなりました。6月7日(日)の大垣市室内オケの定期演奏会にも参加して一緒に演奏していたのに、その直後に入院され・・。そんなに体調が悪かったなんて知りませんでした。同じ世代で、指揮者の田久保裕一先生とも同級生でひこね第九オケのベルリン演奏旅行にも参加してくれていました。今でも彼の楽しそうな声が聞こえてきそうです。通夜では、彼がかわいがっていたオーボエの弟子の小6の男の子が、テレマンのオーボエソナタを泣きながら演奏して、涙をさそいました。師匠のボストン響の若尾圭介さんからも花が供えられていました。これからはオケの練習にいっても彼の姿が見えないなんてとっても寂しいです。ご冥福をお祈りします。

 
   若尾圭介のオーボエキャンプに参加するスーさん  (彼のホームページから)
2009年7月11日 23時55分00秒


ひこね第九オケ第10回サマーコンサート
 6月28日(日)は、ひこね第九オケ第10回サマーコンサートが、ひこね市文化プラザグランドホールで開催されました。指揮は加藤完二先生、曲目はJ・シュトラウスUのこうもり序曲、コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」では、ツィンバロン奏者の崎村潤子先生をゲストにお迎えしました。メインはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」でした。 
 ハーリ・ヤーノシュでは、ツィンバロンが入るだけで、演奏会場の空気が、がらっと変わってハンガリーの世界に引き込まれてしまいますね。ハーリ・ヤーノシュが終わってから、会場の拍手に答えて、アンコールでツィンバロンのソロを「チャルダッシュ」を弾いていただきました、曲の最後の部分では私もアンサンブルに参加、共演させていただきました。
 崎村先生はとても気さくな素敵な先生で、演奏会終了後、先生のご好意で、お客さんににも舞台袖に集まっていただき、調律師の小出さんといっしょにツィンバロン紹介した後、楽器をさわらせていただきました。団員もツィンバロンを身近で見て、演奏体験させていただきました。もちろん私も体験しました。音階がわかるとさっそくみんないろんな曲を演奏してみるのですが、選曲に個性が出ますね。みんな大喜び、とっても好評でした。崎村先生、小出先生どうもありがとうございました。

 
       ハーリ・ヤーノシュのリハーサルでの崎村先生                     崎村先生の好意でツィンバロンを体験している妻
2009年6月28日 23時55分00秒


ひこね第九オケ第4回ルッチプラザコンサート
 6月21日(日)は、ひこね第九オケ第4回ルッチプラザコンサートが、ベルホール310(米原市交流プラザ)で開催されました。指揮は、加藤完二先生、プログラムは、スッペの軽騎兵序曲、ドヴォルザークのスラブ舞曲10番、指揮者コーナーでは、ビゼーのカルメン前奏曲、 J・シュトラウスUのこうもり序曲、メインはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」でした。演奏会前にはエントランスホールで木管五重奏によるロビーコンサートがありました。
 今回の演奏会は「お気楽ラッシックな世界へようこそ!」というテーマで、誰でも一度は聴いたことがあるような親しみやすい曲でプログラムを組み、司会を入れて曲目解説を入れながらのコンサートをしました。指揮者コーナーでは、1番にクラッシク好きの81歳のおじいちゃんが手を挙げて、とても立派な指揮をされてびっくりしました。メインの新世界はすごい集中力で、本番が一番よい演奏が出来ました。この経験上手く消化して、来週のひこね公演ではさらにレベルアップした演奏を期待しています。アンコールでは、崖の上のポニョを演奏し、また当楽団専属の小さな歌姫が振付入りでかわいい歌声を聴かせてくれました。

 演奏会に先立ち演奏されたロビーコンサート

加藤先生のリハーサル風景     

 新世界のリハーサル

2009年6月21日 23時50分00秒


大垣市室内管弦楽団の第27回定期演奏会
 6月7日(日)は、大垣市室内管弦楽団第27回定期演奏会が開催されました。指揮とピアノ独奏寺嶋陸也先生、曲目は、モーツアルトピアノ協奏曲第22番変ホ長調 KV482ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」の2曲でした。ベートーヴェンの「英雄」は大曲で、第九「合唱」についで本番にエネルギーを消耗する曲で、リハーサルのペース配分を間違えると、いつも本番終了後は精根尽き果てて椅子からたてなくなってしまうのですが・・。今回の「英雄」はちょっと違いました。sfzも重い杭を打ち込むような一音入魂という、ヘビーなものでなくて、どちらかというと第九に向かうロマン派の曲というより、古典派のモーツァルトに近いイメージで、さわやかで今まで経験したことがない新しい「英雄」でした。モーツァルトの協奏曲は、先生の一挙一動をみんな感じていっしょに音楽づくりをしました。大垣市室内管弦楽団の良さが最高に出た演奏会でしたね。
 

 
                                                                                           寺嶋先生のピアノ協奏曲のリハーサル     
2009年6月7日 23時50分00秒


大垣市室内管弦楽団の合宿
 5月5日(火)〜6日(水)は、大垣市室内管弦楽団の合宿が、大垣市上石津町の日本昭和音楽村でありました。寺嶋先生のエロイカは、sfzをあまり強調せずに軽めに、メロディラインを生かして横に流れるような音楽づくりで、今までのベートーヴェンとはちょっと違っていました。寺嶋先生のピアノ協奏曲の弾きながらの指揮は2回目でしたが、アンサンブルしやすいようにピアノの蓋は外してあり、顔やちょっとした身体の動きを感じながら、音楽づくりをしていくのは、本当に室内楽のような緊張感がありますね。6日午後は、寺嶋先生の弾き振りのモーツアルトピアノ協奏曲が公開練習となりました。


          公開練習での寺嶋先生のピアノ協奏曲      
2009年5月6日 23時50分00秒


Accordのヴァイオリンケース
 4月28日(火)に妻のために注文していたアコードのシェイプモデルのヴァイオリンケースが届きました。アコードはクロアチアのメーカーで、チェロの軽量ケースで有名ですね。ヴァイオリンのケースも、チェロケースを小さくしたイメージです。色はカラーサンプル210色からは選んだワイン色で、とってもきれいな色です。注文制作で約3ヶ月かかりました。カーボン製で重さはわずか1.6kgですが、かなりしっかりした造りです。肩ひもも付いていて背負えます。スマートで持ち運びやすくなって良かったね。

 
       ワイン色のAccordのシャイプモデルのヴァイオリンケース      
2009年4月29日 23時50分00秒


彦根は桜が満開です
 4月11日(土)は彦根はとてもいいお天気で、桜が満開になりました。彦根城の桜はとっても素敵で、彦根城周辺は花見の観光客ですごい混雑です。彦根インターも大渋滞で料金所を出るのに1時間以上かかったそうです。明日は、彦根城の入り口の彦根市民会館で、加藤完二先生を迎えての初練習ですが、彦根市民会館のギャラリーも翠香流華道展で、駐車場に停めるのはかなり大変そう、公共機関を使って皆さん集まりましょうね。

 我が家の庭の桜も満開です。花見が出来ますね      
2009年4月11日 23時55分00秒


京都市交響楽団スプリングコンサート
 4月10日(金)は京都市交響楽団のスプリングコンサートが京都コンサートホールでありました。指揮は広上淳一さんで、人気ジャズピアニストの小曽根真さんのとの共演でした。小曽根さんは、モーツアルトのピアノ協奏曲第6番とガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーの2曲ソロを弾かれたのですが、2曲ともカデンツァが独創的で、たっぷりとあって、途中でバンジョーとの2重奏になったり、刺激的で楽しめました。メインのラプソディ・イン・ブルーでは、京都市立芸術大学音楽部管弦楽団と京都市ジュニアオケの選抜メンバーが共演していて、管楽器のトップを、弦は京響のメンバーの隣で弾いてました。管楽器は、さすがプロの卵だけあって、冒頭のクラリネットや、トランペット、ホルンなどのソロもばっちり上手でした。息子もジュニアオケの選抜メンバーに選ばれて、ヴィオラで出演していました。いい経験をさせてもらっていますね。

 息子が出演者からサインをもらってきたプログラム      
2009年4月10日 23時58分00秒


彦根室内合奏団・天究館コンサート
 4月5日(日)は多賀彦根室内合奏団天究館コンサートが、多賀のダイニック天究館でありました。曲目は、ヴァイオリントリオによるホルストの惑星より「木星」、早川正昭弦楽合奏のための日本の四季より「春」と「夏」、メインはスーク弦楽セレナーデでした。私は天究館でのコンサートは、ずいぶん久しぶりでした。日本の四季のチェロのソロは、娘が新しいチェロで弾きました。彦根室内合奏団は、昔から指揮者無しのアンサンブルでやってきたのですが、スークは指揮者無しでは、かなり難しかったです。それでも本番はすごい集中力で一番いい演奏が出来ました。演奏が終わったときは、なんかやりきったという感じで、心地よい達成感がありました。お客さんにもその迫力で何か伝わったかな・・*^_^*。

  スークの弦楽セレナーデ      
2009年3月5日 23時55分00秒


彦根JOYジュニアオケ子供センターコンサート
 3月20日(金)は彦根JOYジュニアオーケストラの彦根市子供センターコンサートがありました。指揮は澤純子。曲目は、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハト・ムジークより第1楽章、ヴィヴァルディの4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲より第1楽章、ディベルティメントK.136より第1楽章。オッフェンバックの「天国と地獄」より、芥川也寸志の弦楽のためのトリプティックを演奏しました。特にトリプティックは、紙芝居「じごくのそうべい」のバックミュージックとして演奏しましたが、なかなか雰囲気が出て効果的でした。

 
                       ちびっ子も入ってアイネクライネ      
2009年3月21日 23時55分00秒


ひこね第九オケスプリングコンサート
 3月8日(日)は、ひこね第九オケ第7回スプリングコンサート(お楽しみコンサート)がひこね市文化プラザエコーホールでありました。指揮は余語徳雅さん、ソプラノ独唱は夏原美和子さん、曲目はJ・シュトラウスUの常動曲、こうもり序曲、モーツァルトのフィガロの結婚より「恋とはどんなものかしら」、スッペの軽騎兵序曲、指揮者コーナーではビゼーのカルメン前奏曲、アンダーソンのワルツィングキャット、久石譲の「海のお母さん」、「崖の上のポニョ」、「さんぽ」を演奏しました。
 文化プラザ主催の「お楽しみコンサート」は、忙しいお父さん、お母さんや「可能性のたまご」ともいえる子どもたちに、音楽の温もりをとどけるコンサートとして、また赤ちゃんからご年配の方まで、家族で楽しめる音楽会としていろんな音楽家や音楽団体によって定期的に開催されています。音楽会にあわせて市内の幼稚園児の絵画作品展も開催され、約420人のお客さんが来られて、立ち見の大盛況のコンサートとなりました。小さな子供でも楽しめるプログラムを考えて、最後はみんなでポニョとさんぽの大合唱で終わりました。

  海のおかあさん

 
          指揮者コーナーでカルメン前奏曲                          崖の上のポニョの大合唱

2009年3月8日 23時55分00秒


盲導犬普及チャリティーコンサート
 3月1日(日)盲導犬普及チャリティーコンサートが、ひこね市文化プラザエコーホールで開催され妻と演奏してきました。オケはセタフィルハーモニックオーケストラで、指揮は岩井一也さん、曲目はシューベルトの交響曲第8番「未完成」とベートーヴェンの交響曲第5番「運命」でした。昨年はあいにくの大雪でしたが、今年はとても良い天気でした。彦根は日本で初めて盲導犬が活躍した町です。このチャリティコンサートの売上金は、(財)関西盲導犬協会に寄付されました。このコンサートをきっかけに盲導犬が一頭でも増えるといいですね。

リハーサルの様子

2009年3月1日 23時55分00秒


映画 おくりびと
 人は誰でもいつか、おくりびと、おくられびと――。あなたは大切な人を、どう“おくり”ますか?そしてどう“おくられたい”ですか?
 2月21日()、話題の「おくりびと」を妻と観てきました。この映画については、JAOのチェロ仲間で、山形県の酒田フィルのメンバーがオケ解散の場面で出演している!本木君がチェロをフィンガリングからボーイングまで真摯に取り組んでいてすごいよ!久石譲がこの映画のためにチェロとチェロアンサンブルのために曲を書き下ろして、古川展生をはじめNHK交響楽団や東京都交響楽団の主席陣ら13名の奏でる美しいチェロの音色が映画に華を添えている!などが話題・評判となっていて、ずっとチャンスがあったら観てみたかったのですが、ようやく彦根の映画館でも取り上げられていることを知って時間をつくって観に行くことが出来ました。さすが日本アカデミー賞10部門受賞しただけあって、とっても心暖まる後味のよい映画でした。うわさどおり本木君が第九の4楽章やアベマリアやおくりびとのテーマをチェロで弾いているところをじっくり観ましたが、確かにすごくチェロを練習をして、真摯にこの作品に取り組んでいることが伝わってきて好感を持ちました。劇中主人公は所属していたオケが解散してしまい1800万円(には見えなかった)のチェロを売ってしまうため、劇の後半で弾いているチェロは主人公が子供の頃に弾いていたズックの布ケースに入った1/2のチェロだったんですが、ものすごくいい音していましたね!?この古川展生が弾くチェロのテーマミュージックについては、娘が気に入ってサウンドトラックのCDやチェロとピアノの楽譜を買ってきて、我が家で練習していたので聴き慣れていたのですが、この映画を観て、からだのすみずみまで染みこみました。
 
「おくりびと」米アカデミー賞外国語映画賞受賞おめでとうございます!!(2月23日追加)

  娘が持っていたおくりびとのサウンドトラックCD

2009年2月21日 23時55分00秒


〜いい歌、いい舞、いい話〜彦根今昔物語
 2月1日(日)は、(財)彦根市文化体育振興事業団設立30周年記念、「井伊直弼と開国150年祭」協賛事業の〜いい歌、いい舞、いい話〜「彦根今昔物語」がひこね市文化プラザグランドホールで開催されました。
 舞台構成は、彦根に縁のある手招きネコ「まねきねこにゃん」と彦根の少年と少女が案内役となりステージを進行します。
 第1部:民話のふるさと 手招きするネコ〜まねきねこにゃんとの出会い〜雨宿り〜民話を訪ねる。3つの民話を人形劇、演劇、ダンスと語り等で紹介。
 第2部:井伊直弼の開国の志 篠笛と琴、鉄砲隊演技、吟と詩舞などにより、井伊直弼の子供の頃不遇な時代、文化を愛でる心、開国への思い、井伊直弼の死、ふるさと彦根への思い、降りしきる雪〜桜。
 第3部:彦根の自然、新しい里へ ふるさと「ひこね」の自然の再認識と自然環境への思い。合唱、バレエ、オケ、マンドリン演奏などのコラボレーション。ひこね第九オーケストラは、第3部でオケピットに入って
源田俊一郎 「ふるさとの四季」メドレーを余語徳雅さんの指揮で演奏しました。
 エンディングでは、ひこにゃん音頭でひこにゃんとダンスグループの共演があり、全出演者のカーテンコールがありました。やっぱりひこにゃんはとってもキュートですごい人気ですね。

 通しリハーサルで合唱団とバレエ団


     通しリハーサルでまねきねこにゃんと彦根の少年少女とひこにゃん

2009年2月1日 23時50分00秒


大阪市民管弦楽団で新通先生にお会いしてきました
 1月23日(金)午後7時から、大阪天満研修センターへ大阪市民管弦楽団の新通先生の弦分奏を見学にいってきました。新通先生には今年12月にひこね市民手作り第九および来年6月のひこね第九オケのサマーコンサートの指揮をお願いしています。弦分奏の曲目はショスタコーヴィッチの交響曲第5番の1楽章、3楽章で、すごく丁寧に的確に無駄なく効果的に、ショスタコーヴィッチの音楽の深いところへみるみる整えられていく様子は、マジックを見ているようで、あっという間に時間がたってしまいました。ひこねのオケでもぜひこの素晴らしい新通先生の指導を体験させてあげたいです。練習後に先生に時間をとっていただき、ひこね第九オケを紹介して第九のサブや来年のサマコンの選曲などについていろいろと打ち合わせしてきました。
 大阪市民管弦楽団は、上手で立派な大人のオケという感じで、JAOを通じての知り合いが多く、なんと2ndVnのトップは従兄弟でした。特にチェロのメンバーはほとんどが顔なじみで、初めてのオケという感じがしませんでした。大阪市民管弦楽団の練習場は、JR天満駅から徒歩3分ぐらいで、とっても交通の便利なところにあって、近くにおいしそうな飲食街があります。普段の練習は仕事が終わって明日はお休みという週末金曜日の夜ですから、いつも練習が終わってからは、お酒を飲んで懇親するのが楽しみとお伺いして、とってもうらやましかったです。新通先生との打ち合わせの後、チェロのメンバー4名(Aさん、Kさん、Sさん、Tさん)にいつも行きつけの武福という韓国料理屋さんに連れて行っていただき、ご馳走になってしまいました。特にちぢみ、キムチ、焼き肉、韓国どぶろくなどとってもおいしかったです。チェロの皆さん大変お世話になってどうもありがとうございました。またひこねにも遊びに来てくださいね。その夜は天満駅近くのホテルにお泊まりしました。

大阪市民管弦楽団の弦分奏を指導される新通先生


                練習後、大阪市民管弦楽団のチェロメンバーと行きつけの武福(韓国料理)で懇親会

2009年1月24日 23時50分00秒


彦根今昔物語のオケピットを使っての舞台練習
 1月18日(日)午後1時30分から(財)彦根市文化体育振興事業団設立30周年記念と井伊直弼と開国150年祭記念の彦根今昔物語のオケピットと舞台を使用した練習がありました。第3部は彦根の自然・新しい「里」へということで、源田俊一郎の「ふるさとの四季」をひこね第九オーケストラと市内の3つの混声合唱団、2つの児童合唱団、2つのバレエ団、マンドリン、和太鼓のグループとの共演になります。ひこね第九オケのメンバーのほとんどが、オケピットは初体験でした。ひこね市文化プラザグランドホールのオケピットは、幅が広いのでわりとゆったり演奏できました。


              合唱団とバレエ団との練習

 オケピット内のひこね第九オーケストラ

2009年1月19日 21時50分00秒


セタフィルの西教寺合宿
 1月17日(土)〜18日(日)は、大津の西教寺でセタフィルハーモニー管弦楽団の合宿がありました。練習した曲目は、3月1日(日)にひこね市文化プラザエコーホールで開催される盲導犬普及チャリティーコンサートで演奏するシューベルト交響曲第9番「未完成」ベートーヴェン交響曲第5番「運命」でした。私は17日(土)夕方から18日(日)朝までの参加でした。使用した「運命」の楽譜は、ブライトコップの新版の楽譜で、見慣れた楽譜と若干改訂されていて、スラーの位置や音が違っていたりして、興味深かったです。

 1月18日朝の合奏前の合宿風景

2009年1月19日 21時50分00秒


sawacelloチェロミニ演奏会
 1月17日(土)午後12時15分から、グランドデュークホテルでokugawaさんの瑞寶双光章の受賞祝賀会でお祝いのチェロミニ演奏会をしました。プログラムはNHK連続テレビ小説「純情きらり」:大島ミチル、誰も寝てはならぬ/オペラ「トゥーランドット」より:プッチーニ、川の流れのように:美空ひばり、世界に一つだけの花:SMAP、世界の車窓から:溝口肇の5曲を演奏しました。年輩の参列者でも聴きやすいプログラムを用意したところ、とても好評でした。
2009年1月19日 21時50分00秒


マルティノフの「COME IN!」
 第9回マスターズオーケストラキャンプで取り上げられたマルティノフの「COME IN!」ですが、練習の時に市野あゆみ先生が曲目解説してくださったところを、私が録音していましたので紹介します。

 マルティノフの「COME IN!」の解説される市野あゆみ先生 

この曲は、ベルリンの壁が崩壊する前のロシア1986年に作曲されてます。マルティノフは、聖書に関係した曲なども沢山作っています。この「COME IN!」という曲は聖書のある部分をヒントにして作ったことはたしかなのですけれども、ただし、あんまり聖書のままでなく、彼自身が自分でこの曲に対してメッセージを残した文章がありますので、それを紹介します。

昔の聖人が弟子に言いました。
あなたの心の奥く深くに入るようにしてごらんなさい。
そうすればそこに安らぎの場所を見つけるでしょう。
そこへの入り口は、あなた自身の心の中にあるのです。
私たちの人生は、この不思議な入口を捜すこと。
そしてそこへ行く神秘的な扉をそっとノックしてごらんなさい。
いつの日かあなたの希望は聞き入れられ、「おはいんなさい」と答えてくれる。

このように書いているのですけれども、おそらくこれは宗教と関係なく、時間を超えて世界中の人々が宗教民族すべて関係なくどこかで一つになれるのではいかという作曲家の願いが込められている様な気がします。そしてその心の扉をぱかっと自分自身、誰も手伝ってくれない自分でずうっと探していく、これが人生ではないか。そういうようなメッセージではないかと私は考えています。


マルティノフの「COME IN!」を全くご存じない方に私なりに解説しますと・・。現代曲なのですが、とても安らぐ静かな曲です。安永先生は、参加者が美しい音づくりに集中して勉強できるように選曲されたそうです。全部で6楽章からなっています。(今回は2,3,4楽章は演奏しませんでしたが・・) 各楽章ともまずとても美しくしずかなメロディが流れ、そしてメロディの最後に扉のノックを現すチェレスタの響きの上に乗ったウッドブロックの連打が鳴り響きます。そしてそのメロディが繰り返されたときには、ソロバイオリンの美しい旋律がからみ、また最後に扉のノックを現すウッドブロックの連打が鳴り響き、そしてコーダに入ります。1から5楽章までは、少しずつ変化しながら曲の最後にはノックをするという同じようなパターンで5回繰り返されます。これは何度も何度も心の中の不思議な入口を捜して扉をノックしているイメージですね。5回目の5楽章にはとても長いコーダがあります。6楽章ではついにノックに答えて扉が開かれ、ついに安らぎの場所へ・・。最後の「COME IN!」と答えてくれる?鈴の音が印象的です。

2009年1月15日 23時50分00秒


第9回日本マスターオーケストラキャンプ
 1月10日(土)〜12日(祝)は第9回日本マスターズオーケストラキャンプ公開レクチャーコンサートが東京晴海の第1生命ホールであり、妻と二人で銀婚旅行を兼ねて参加してきました。指導は、ベルリンフィルの第1コンサートマスターの安永徹先生と奥様の市野あゆみさんでした。曲目は、市野さんソロによるモーツアルトのピアノ協奏曲第22番変ホ長調と安永さんのVnソロによるマルティノフの「カムイン」1,5,6楽章、メインは安永先生指揮によるモーツアルトの交響曲第41番ハ長調KV511「ジュピター」でした。


             開会式での安永さんのご挨拶                         本番前の舞台裏でチェロメンバーと

モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」を指揮する安永先生

 第9回マスターオケキャンプの事務局長のoguraさんからのメールが今回のMOCの安永先生の素敵な雰囲気をまさにうまく伝えているので紹介します。
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安永先生直筆のパート譜は宝物にしてください。
安永先生の楽譜といえば、私は第5回MOCの時、先生に「ボーイングの書き込みがきれいなのは何故でしょうか。」と質問したことがあります。それに対して「書き方が音に現れるからです。」と教えてくださいました。それからというものボーイングと楽譜への書き込みはできるだけきれいに書くという習慣を付けるようにしております。

参加者の方からこういう話を伺いましたので、ご紹介させていただきます。
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あゆみさんが、安永先生の机の下を掃除してもいいか、と訪ねたそうです。気が付くと、机の下はたくさんの消しゴムの「かす」が落ちていたそうです。まだたくさん落ちるから、と先生は掃除を遠慮したそうです。
皆さんが使われていた楽譜には先生御自身の書き込みがたくさんあったかと思います。・・・その消しゴムの「かす」は、マスターズのために楽譜に書き込みをしては消し、書き込みをしては消す、その繰り返しででた「かす」だそうです。先生はボーイングや指使い、強弱記号、ニュアンスを何十時間もかかって考えられ、それを新しい楽譜に丁寧に清書したものを私たちにくださったのです。どうすればモーツァルトを表現できるか、を弦楽器のみならず、オーケストラ全体を考えて楽譜に書き込んで下さった安永先生とあゆみ先生。
この話を伺う前、先生は管楽器に向かって「私が書いたことは無視して自由に吹いていいから」と仰いましたが、話を伺った後、改めて楽譜を見直したら先生の想いが所狭しと現れていて、先生にそんなことを言わせてしまった自分の演奏を恥ずかしく思いました。
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お知らせいただきまして、誠にありがとうございます。こういうことを思いながらベルリンフィルを見ると生き生きと見えてきますね。

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私は、このメールを読ませていただきとても思わず感動してウルウルしてしまいました。あらためてこんなに素敵な安永先生の指導を受けられた喜びに浸っています。安永先生が目の前で弾いてくださるだけで音楽の感性・表現力が豊かになり
ます。まさに百聞は一見(聴)にしかずですね。音楽をするための引き出しが一気に増えたという感じです。マルティノフ「カムイン」の先生の甘い弦の音がまだ耳から離れません。このキャンプの経験を地元のオーケストラへお伝えていきたいと思います。


     チェロメンバーで安永先生と市野あゆみ先生を囲んで                安永先生と妻のツーショット

2009年1月14日 23時50分00秒


新年あけましておめでとうございます。
 旧年中はいろいろとお世話になりありがとうございました。今年も音楽の感動と喜びを多くの人に伝える事ができるようがんばりますので、よろしくお願い申し上げます。

2009年1月1日 0時00分00秒


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